日常編 聖夜の乾杯、蔵に雪が降る
今回はクリスマス特別編!
雪降る蔵で過ごす仲間たちのクリスマス。
賑やかなパーティーと、ちょっぴりロマンチックな夜をお楽しみください。
蔵の窓から雪がしんしんと舞い落ちる。かまくらのような静けさの中、テーブルにはご馳走とケーキが並んでいた。
「メリークリスマス!」
十四代がクラッカーを鳴らし、紙吹雪が舞う。
「……騒がしい」
南部美人は眉をひそめるが、差し出されたチキンを黙って受け取っていた。
「このワインは……発酵の温度管理が甘い」
越乃寒梅が真顔で分析を始める。
「クリスマスくらい真面目な顔やめなよ!」
私が笑うと、彼は咳払いをしてグラスを傾けた。
「……味は悪くない」
そのツンデレ発言に、十四代が腹を抱えて笑う。
聖夜の乾杯
「……ケーキを寄越せ」
黒龍が現れたのはデザートの時間だった。黒いコートを翻し、無表情のまま苺のショートケーキを手に取る。
「王様なのに甘党なんですね」
私が呟くと、彼は小さく答えた。
「……悪くない」
「はい、乾杯しよう」
田酒が声をかけ、みんながグラスを掲げる。
「美咲、今日は特別だ。君に……ありがとう」
そう言って田酒が私の隣で微笑む。その香りは稲穂のように力強く、心を温める。
グラスを合わせた瞬間、鐘の音が鳴り響いた。外では雪が夜空を白く染め、蔵は優しい光に包まれてい
クリスマス特別編でした。
シリアスな本編とは違い、仲間たちが思い思いに楽しむ賑やかな回になりました。




