表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

54/55

期限のない任務

本日【9月29日】2回目の更新です。

お願いいたします。

「お前の役目は終わりだ。」


「えっ……?」


どういうこと……?


「もう身代わりをしなくて良い」


グリシーヌが追っ手が来ないところまで逃げ延びたってこと……?


「じゃあ、私は……、」


私は一体、どうなるの……?


「お前は今を持って、身代わりの役目は終える。だが、新たな任務を与える。……俺から離れるな。」


え?


どゆこと?


新たな任務……!?


「それって、どういう……?」


思わず問いかけると、アデルはリリーを気にしながら、私に向き直ってこう言った。


「引き続き、俺と四六時中行動を共にしてもらう。」


……。


それって、どういうこと……?


彼氏探しもろくにできないこの生活が、まだ続くの……?


「期間は……?」


「……ずっとだ。」


冗談じゃない!!


ただでさえ彼氏を探せてないのに!!


ずっとこのままアデル達と行動しろなんて!!


「……断ったら、どうなりますか。」


思わずアデルに聞く。


途端に、アデルは顔を歪めた。


「……駄目だ。断れないに決まっているだろう。」


「……。」


怒りの気持ちが湧いてくるが、リリーもいる手前こらえた。


そして、城へ戻るまで私とアデルは、一切口を聞かなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ