次の策
現在、ストーリーを大幅に変えております。
これは追加エピソードです。
以前読んでくださったものと矛盾が生じていたら申し訳ございません。
本が持ち去られた翌日。
私は自分の部屋の机に突っ伏していた。
どうしよう。
せっかく情報を得られると思ったのに……!
落ち込む気持ちと焦りの気持ちが五分五分だ。
ちょっと休めば行き場のないこの気持ちが晴れると思ったけど……。
全くその気配はない。
考えるのをやめられない。
次はどうしよう。どうやってこの城から抜け出そう。
そんなことをぐるぐる考える。
もう一度図書館に行く?行って残ってる本だけでも調べる?
できるならそうしたいけど……。
昨日の今日であの図書館に行くのはなぁ。
ヘレヨンの疑いの目が増すだけだ。
……やめておこう。
いっそ窓から飛び降りる?
……怪我するよね。
仮に無傷でも、ヘレヨンの家来が門の前で待ち構えている。
捕まったら終わり。
「うーーーーーーーーん。」
私は悩んだ。悩んだ末に、ある決断をした。
敵を倒すために敵を知ることは大切なことだし、ヘレヨンと会話してみよう。
できるだけ口を聞きたくないが、今他にできることがない以上、仕方がない。
よし。とりあえずヘレヨンの部屋に行ってみよう。
そう思い至って、席を立とうとしたが、思いとどまった。
部屋に行くの、普通に危ないかも。
ヘレヨンは私を育ててくれたおばあさまとおじいさまを突然殺したやつだ。
1人でそんな情緒不安定な奴の部屋に乗り込むのは危険極まりない。
私は考え抜いた末、使用人を通じてヘレヨンを誘い出すことにした。




