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古典文学の恐怖

1日1つは更新します。

ランキング入りしました。ありがとうございます。

「こういう話だったのね。」


私は絵本を閉じると、天井を見つめた。

そして、同時に集めていた歴史書の類を開き始める。


そして歴史書と絵本を照らし合わせて、書類を作り始めた。


……あの王子、歴史のことも古典文学(昔話)のことも馬鹿にしたわ。喉も殴ってきたし。


思い出して怒りの気持ちが湧くが、それと同時に恐怖の気持ちも浮かんでくる。


人に殴られるってこんなに怖いんだ。


知らなかった。


「……傷は癒えても、心の痛みは続くのね。」


震えが止まらない。


本を持つ手も、さっきからずっと揺れている。


しかし、負けるわけにはいかない。


この身が綺麗なまま、彼氏と会うためにも。


私は自分に喝を入れるために、一言つぶやいた。


「見てなさい。次に震え上がるのはあいつの方よ。」



なんとか書類を作り終えると、私は図書館を後にして、夕食へ向かった。

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