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第1章:高校デビュー、即・大ピンチ!?②

「彼氏!? 俺が!? 白石さんの!?」

俺、佐藤リク、16歳。高校デビュー初日の朝、目の前に立つ学年一の美少女・白石梓に、突然「彼氏になって」と言われて脳がパニック状態だ。いや、待て、落ち着け。こんな展開、アニメやラノベでしか見たことないぞ! しかも、なんで俺!? 高校デビューしたての俺に、こんなビッグイベントが降ってくるなんて、シナリオライターがどっかでバグってるだろ!

梓はクールな目で俺を見据え、まるで値踏みするように少し首をかしげる。

「うん、あなたでいい。佐藤リク、仮の彼氏に決定ね」

「仮!? 仮ってなに!? ていうか、なんで俺!?」

周りのクラスメイトの視線が刺さる。廊下に出てからも、通りがかりの生徒たちがチラチラこっちを見てヒソヒソ話してる。うわ、めっちゃ目立ってる! 高校デビューは目立つ予定だったけど、こんな形で注目されるとか想定外すぎる!

「理由は後で話す。今は黙ってついてきて」

梓はそう言うと、俺の手をグイッと引っ張って歩き出す。や、ちょっと、近い! めっちゃいい匂いするし! 心臓が爆発するって! でも、頭の片隅で冷静な俺が囁く。

「リク、お前、こんな美少女に絡まれる資格、ほんとにあんのか?」

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