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バツイチ童貞、失意のままの異世界転生 〜転生先は男が貴重な敗戦国。しかし僕は全力で貞操を守る〜
ネタのメモ
30歳を目前に全く女性経験のないまま、親の勧めで結婚相談所に入会した僕。
親の資産を狙われて歳上の女性と結婚したものの、彼女の性格は最悪。結婚生活は3ヶ月で破綻。その間、夜の営みは一切なし。
自分の誕生日に離婚届を出した僕は、30歳バツイチ童貞だ。親から与えられたマンションの一室で、大量の睡眠薬を酒で流し込んだ。
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目を覚ましたら、目が見えない。目は開いている筈だが、周囲はぼんやりして何がなんだか。睡眠薬の影響だろうか。身体が言うことを聞かない。耳に入ってくるのは、聞いたこともない言葉だ。
僕が異世界に転生したことを認めたのはそれから1年が経過した頃だった。
生まれ変わった僕は、2つの目標を立てる。一つ目は強い男になること。二つ目は今世でも貞操を貫くこと。最高に強くてかっこいい男になって、自分の魅力で女性を振り向かせ、自分の意思で女性を袖にする。
前世の反動で性根の歪んだ男はどのような異世界ライフを送るのか。