その農薬の使用方法
これにも書いてあるが、コレが昨日も教えた。
世界を変えちまった化学薬品だな、
正式名称イシュタル【Ishtar】
確か豊穣の女神様から名付けたそうだ。
日本じゃ別名〝コメヌキ〝なんて呼ばれ方もしている
その当時は、そんな夢のような農薬があるのかと、人々は驚いた、それでも、そん時には、藁にもすがる思いで、試すしかなかったわけだ。研究者どもが、検証済みです。とは言ったが、あまりに現実ばなれしてたからなー。世界各地で、検証実験として少しづつ試された。
まぁ、お前たちも、知ってのとおり、驚くべき事にその結果は、発表された内容の通りだった。まぁ、最後の一文だけでも違えば…いや、何でもない。
その後は、水を得た魚の様に人々はその農薬を各地の農場に散布し始めた。当時は、緊急を要していたらしいからな、使うしかなかった、いや、使わずには入れないんだろうな。最初は、その型破りな性能に警戒した人間も多かったらしいが、人間は欲深い。
研究者どもは、最初に使用方法として、食料問題を解決する為の植物にのみ、使用しろ。と警告を出してはいたそうだが。止まるわけねーよな。
その農薬は便利すぎた。
各国が、自国の利益の為に大金を投資し、様々な分野で大量に使い始めてしまった。その農薬は、食料以外でも全ての植物に使えたからな。林業、バイオエネギーなどの事業からから、各個人宅のガーデニングに、家の中の観葉植物の害虫、害獣駆除までな。
驚くべきはその効果の汎用性だったわけだ。
例えば、家の観葉植物に特殊配合した農薬を混ぜた水を与えとけば、今まで、人間に恐怖を与え続けた人類宿敵の黒いテカテカの害虫や、病気を運んで来た、不衛生な小動物が消えていなくなる。
との、謳い文句でバカ売れしたらしい。