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馬に乗った男達
龍治が歩いて行くと前方から馬に乗った男達が来た。
男達は止まり、龍治に言った。
「貴様、何をしている?」「歩いてます」
「それは分かっている。からかっているのか。どこに行く?」「貯水地です」
「ナニィ。そこは我々のアジトだ」と男は言った。
「そうですか。では案内して下さい」と龍治は言った。
「バカも休み休み言え。こやつを引っ捕らえよ」男達が馬から降り、龍治に向かって来た。
龍治は身構えた。
男達は手にした棒を振り回して来た。
龍治は体さばきで棒をかわす。
時折、相手の手首を蹴りと手刀で叩いた。
叩かれた男は棒を地面に落とした。
「ウウム、やるな、お主」