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デスCITY香港  作者: 東武瑛
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ボス

龍治が去った後、目付き鋭く、口髭を生やした長身の男がタイガーバームに歩いて来た。

「お前ら、何している」

道に横たわった男達を見て言った。

「ボス。変な奴が来ました」リーダー格の男が言った。

「変な奴?どんな奴だ?」

「武者修行している、と言ってました」

「武者修行?ワイの手下か?」

「いや、ワイとは関係無いようです」

「それでお前ら、やられたのか」

「はい」

「だらしない奴だ」

ボスはそう言って邸の中に入って行った。

「あら、お帰りなさい」女が出てきて言った。

「茶を持ってこい」ボスが言うと女は部屋の奥に行った。

「変な奴か?何か気になるな」ボスは呟いた。

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