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デスCITY香港  作者: 東武瑛
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タイガーバームで

丘でもなく山でも無いが、大坑道を登って行く。

地図によると貯水地に至るルートになっている。

途中には20世紀、名所と知られたタイガーバームがある。

そこに差し掛かった時、男達が飛び出して来た。

「怪しい奴だ。捕らえろ」と男の一人が言うと

4人の男達が龍治に襲いかかった。

龍治はリュックサックを手に取り盾代わりにし、足技を多用して男達の金的、膝を攻撃した。

男達はナイフを取り出したが、リュックサックでナイフの攻撃を凌ぎ、全員をダウンした。

「やるな、お前」リーダー格の男が言った。

「お前、何者だ」重ねて聞いて来る。

「武者修行者だ」と龍治は答えた。

「では」と言って龍治は歩き出した。

男達は呆れた顔をしていた。

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