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デスCITY香港  作者: 東武瑛
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ビクトリアパーク

龍治が香港島の土を踏んだ頃、既に辺りは薄暗かった。

街の所々に炎の灯りが見える。

取り敢えず腹が減ったので龍治はリュックサックからフランスパンを取りだし、かじりながら街を歩いて行った。 

すると遠くからバイクの音が聞こえて来た。

やがてバイクは龍治の前に来て止まった。

「何しに来たんだ。お前」バイクの男が言う。

「武者修行に来た」と龍治は答えた。

「武者修行?功夫漫画の読みすぎじゃないか?本気でそんな事考えてちゃ、命が持たないぜ。じゃあな」と言ってバイクは去って行った。

龍治はビクトリアパーク迄、歩いて行った。

ビクトリアパークでは多くのホームレスが食事をしていた。

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