11/26
スタンレーの一戦
スタンレーに着くとリャン達は不審者がいないかパトロールを始めた。
夕陽が美しい。
龍治は夕陽を浴びながら、運動場を見てまわった。
オートバイの爆音が聞こえて来た。
「奴等だ。全員配置につけ」リャンが叫ぶと皆、リャンを中心に円陣を組んだ。
バイクは円陣の前で止まった。
「この前の借りを返す」バイクの男が言うと「俺達のテリトリーに入ったからだろう。やるか？」とリャンが言った。
「行け」とバイクの男が言うと男達は円陣に突進して来た。
リャン達は馬に乗りながら応戦する。
バイクの男達は包丁を手に切り掛かって来た。
リャン達は棒を手にあしらった。
龍治はその有り様を見ていた。
「奴も一味だ」とバイクの男が言うと龍治に切り掛かって来た。
龍治はリュックサックから鎖鎌を取りだし、振り回した。
