表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/63

牡蠣~ 寒さ避けには牡蠣(かき)の味噌鍋…

なーんか冬に入ってから鍋の話題ばっかしてるような気がします。しかし寒くて外から帰ってくるとじんわりあったまってお酒がもつのはやっぱし鍋でありまして。

北海道の友人が、荒縄にくくられたままの岩牡蠣(いわがき)を送ってくれます。

アルファベットでRのつく月は美味い代わりに食中毒に気をつけろと言う牡蠣ですが、冷たい海水に洗われて凛冽、清浄そのものな、牡蠣の旨味を味あわない手はありません。岸壁そのものをこそぎとってきたかのような岩牡蠣の殻をこじ開けて食べるなら生のまま、海のミルクと言われる海水の滋味を味あわないわけにはいきません。

しかし冷たい生牡蠣は冬は腹にこたえます。そこでお薦めしたいのは濃厚な土手味噌で仕立てた牡蠣の鍋。

味噌は赤くてあまり塩辛くない味噌を使います。寄せ鍋と異なり牡蠣が主役なのであまり具は入れませんが、豆腐と葱ばかりは欠かせません。豆腐は絹ごしでも、しっかり味の濃いもの、葱はぱりっと硬い青い部分を入れるのを忘れては行けません。どろりと濃い味噌の加勢を受けた海のエキスは、硬い青葱こそしっかり受け止めてこそお豆腐に沁みるのですから。

ナマではお腹を刺激する荒海の滋味も、あったか鍋の具と味噌が温かく受け止めてくれます。

笠のしっかりした椎茸を入れても中々食べごたえ。これを食べれば寒い夜で縮こまった身体もほかほか。

そしてこの時期、忘れちゃいけないお鍋のお供が柚子胡椒。鶏きのこ鍋にも、おでんにも。チューブが便利ですが、ぴりりと辛味と柚子の風味が立つ、瓶詰めをやはり推奨します。

熱い鍋には冷酒、焼酎ロックがおすすめ。今夜のわたしは口当たり柔らかい白霧島(芋)の水割りで。さあ今年もラストスパート。師走も乾杯です(`∇´ゞ


(2015年12月14日掲載)


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ