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фリラレシア 共通①


『ならん!!』


勇者は騎士の腹部に一撃を喰らわせる。


『騎士リョダクよ、私が死んだら後を頼む』


そう告げると勇者はたった一人、魔王との最後の戦いへ向かう。


『なぜ……貴女は……』


そのまま騎士は意識を手放した。



「こらー!!」


女子高校生はカラスを苛めるワルガキを見つけ、険しい顔で威圧。


「大丈夫カラスさん?」


小学生たちは向かってくる彼女に恐れをなして逃げる。


「カー」


というカラスの為に身を低く下げて、ハンカチで汚れを落とす。


「お礼言ってくれてるの?」

「カー!」


わかっているのか、いないのか良いタイミングでカラスは鳴く。


「私はね、天主(あます)愛涅(あいね)って言うんだ。あなたの名前は~なんて、わかるわけないか……」


「アンタはあいかわらずね」

「うぉっ!?カラスがしゃべった!?」


愛涅は大袈裟に驚き、尻餅をつく。


「こらっ! うら若いレディがうぉ!とか言わない!!」

「なんでカラスがしゃべってるのおお!?」


さらにパニックになり、カラスから逃げ出そうとする。


「ふぎゃっ!」

「おっと……」


ぶつかった青年は愛涅を抱き止めた。


「あ、ごめんなさい」


愛涅のお礼に反応を示さない青年は彼女の顔をまじまじ見ると、手に持っていた鞄を落とす。


「……勇者様!?」

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