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二人目の客人

「お、お客様ー。お助けをー!」

 外から澄江さんの助けを呼ぶ声が聞こえた。本棚から取り出しかけた本を戻して慌てて書庫を出る。外履き用のサンダルに履き替え、夏の日差しに目を細めた。

家の中なら庭から縁側に上がろうと思っていたが、当の澄江さんは庭にいた。物置の前に置かれた踏み台の上で悪戦苦闘している。物置の二段目の荷物が崩れかけていた。物置から荷物を降ろそうとして崩れ落ちてきたのだろう。そして咄嗟に出た利き腕の右手で荷物を押さえ、その拍子に体勢を崩して左手で物置の引き戸に捕まっているといったところか。


「澄江さんっ、大丈夫ですか」


 駆け寄って澄江さんの背中を押して体勢を元に戻す。その背中が安堵の息を吐いて上下した。


「はー、助かりましたぁ。ありがとうございます」

「どういたしまして。何か重いものでも取っていたんですか?」

「いいえ、ただの糊です。団扇を繕う糊が切れてしまって」


 ほら、と手に持った糊を見せる。缶に入った糊だ。


「団扇に穴でも?」

「長年使っていれば、穴も空いて、その穴も広がりますもの。でもその穴も繕えばまだまだ使えます」

「服を繕うのは分かりますけど、団扇まで繕うなんてすごいですね」

「そんな、当然のことです。このご時世、物が有り余っているわけではありません。手元にある物を長く大切に使うのは、自分たちのためでもあるのですから」


 限りあるものを何度も直して使い続ける昔の人の知恵。壊れてしまえば新しい代わりを買えばいい、と考えてしまう僕には馴染みのない知恵だ。記憶を失う前の僕はもっと近代的で物が溢れた時代で生活していたことだろう。じゃなきゃ、ここの人たちの生活に一々驚いたりはしない。

 つくづく感心してしまう心構えに感嘆の息を漏らすと、縁側から声がかかった。


「何事ですか?澄江」


 両手でインゲンがどっさり盛られた笊を抱えた絹子さんが立っている。日差しが彼女を逆光で染める。その光でさえ絹子さんを神々しく彩を見せていた。


「あら、お客様まで」

「お嬢様、騒々しくて申し訳ありません。物置から糊を取り出そうとして倒れかけてしまったのです。そこをお客様に助けられて・・・」

「そうだったの。お客様、私からもお礼を言わせて頂きます」

「いいえ、無事で何よりでした。それにしても、随分たくさんのインゲンですね」

「大豊作だそうです。澄江、今日の夕食はお願いしますよ」

「お任せ下さい!早急に献立を考えます!」


 絹子さんの言葉に張り切る澄江さんは全力疾走で家の中に入っていった。相変わらず彼女は絹子さんに心酔している。そんな一途なところがあの人の魅力と分かっていながらも、苦笑いしてしまう。


「そうだ。インゲンの筋、取りますよね。僕、手伝います」

「よろしいのですか?助かります」


 手伝いだ。この家に住まわせてもらっている者として手伝いをするのは当然。決してこの笑顔が見たかったからではない。と、自分の高鳴る心臓に言い聞かせる。脳内の押し問答を知る由もない絹子さんは縁側にゆったりと腰を下ろす。そして一緒に持っていた古新聞を笊の横に広げる。僕も縁側に腰を下ろしてインゲンの筋を取り始めた。


「最近、夕食の品目が増えましたね。たくさん食べられて嬉しいですけど」

「お客様がお手伝いをしてくださいますから。余裕が出来て、つい多く作ってしまうそうですよ」

「手伝った甲斐があります」


 硬い筋を取るのはコツが必要だ。最初にインゲンの先端を折り曲げると綺麗に取れる。前に富助さんに教わった技だ。これで形を崩さず筋が取れると少し得意げになってしまう。作業を始めてすぐコツを掴み、黙々と筋を取り続けた。今日は全く形を崩さずに筋が取れるので、絹子さんとの会話もそこそこに没頭する。あっという間に、あらかたのインゲンの筋が取り終えてきた。そんな時に独り言のように絹子さんが呟く。


「・・・そうですね。今日の夕食はインゲンと、お客様の好きな鶏の唐揚げ餡掛けにしましょうか」

「え?本当ですか。やった!澄江さんの作る餡掛け、量もとろみも絶妙で最高ですよね。でもどうしたんですか、いきなり。今日って何かの記念日でしたっけ」

「お客様の好物なら、分かったことが良いことでも悪いことでも、お祝いにも励ましにもなりますもの」


 インゲンの筋を取る手が止まった。やっぱりここの人は周りをよく見ているんだ。取り繕ってても恐ろしい位に見透かしてくる。それとも僕が分かりやすいのだろうか。


「はは、お見通しですか」

「何かから目を逸らそうと作業に没頭しているように見えたものですから。・・・ごめんなさい、余計な口出しを」

「全然。大丈夫です」


 僕は平常心を保っているように見せながら、作業を再開した。筋を取る早さが若干上がっている。絹子さんの顔を見ることもできずに、最後のインゲンを笊に入れると縁側から立ち上がった。


「整理できたら、お話します」

「私たちに話してもよろしいのですか」

「お世話になっていますから、話せることを話しておきたいです。何か助言を頂けるかもしれませんし。その時は良ければ頼らせてください」

「はい。勿論でございます」


 その儚さに頼ってもいいものだろうか。頼りすぎて壊れてしまわないか戸惑ってしまう。後ろ髪を引かれる思いが、胸につっかかりながらも書庫に向かう。

 書庫の扉を閉めると大きな息を吐く。ここで見つけた事実と向き合えきれそうもないから外に急いで出たのに、どっと疲れた。しかしこのまま止まっているわけにもいかない。目的の本が並べられた本棚に歩み寄る。

 本棚には初めて来た時に見つけた日記があった。手に取ってみると、少し古ぼけていることもあってヨレヨレだ。

 書庫に入り浸るようになってから三週間が経つ。絹子さんの言う通り、白紙の箇所は少しずつ埋まって行っている。それ以外にも、様々な本が増えてきた。小説や絵本だけでなく、文学書に哲学書。しかしこれらを読んでみても何も思い出せない。やはり手がかりになるのは、この日記くらいだ。僕は恐る恐る、初めて白紙に文字が浮かんだページを開く。


『十二月九日 美幸の調子は大丈夫そうだ。喜びのあまり、体が元気になってしまったらしい。しかし反動で更に体が悪くなってしまわないか心配だ』


 僕には妻がいたようだ。

 更に体が弱い妻らしい。既婚者という事実も驚きだが、虚弱体質という事実には血の気が引いた。か弱い妻を一人、家に残している。これを見つけた時は一日中この文章が頭から離れず、上の空がちだったことを覚えている。

 次の日から浮かび上がる白紙には同じ調子の日記が続いた。


『十二月十二日 美幸が帰宅した僕を迎えようとして躓いた。慌てた僕は美幸をソファーに座らせて右往左往することしかできなかった。体に障らない様にしようとした僕の考えを読み取ってくれたのだろう。美幸は食事を作ることは控えて出前を取った。いつもより美幸はよく食べる。心配だったが、今の美幸の体では当然なんだそうだ』


『十二月十六日 美幸があまり動かなくてもいいように、僕は家事ができるべきだと考え、仕事の帰りに料理の本を買った。大量に買い込んでいたせいで帰りが遅くなってしまった。家に帰ると既に美幸が既に夕食を作って待っていた。情けない』


 おかしな日記だ。いや、おかしいのは僕の方。妻に対して過保護だ。弱い体で躓いたら料理もさせないなんて。そんなに体が弱っているなら、いつ何があっても大丈夫なよう病院などで安静にさせておいた方が良いのでは?どうにも釈然としない。

 そして僕は妻に対する気遣いが空回りしすぎている。見ていて顔から火が出そうだ。ただただ恥ずかしい。そんな頭に集まる血を一気に冷ます日記がその後に続く。


『十二月二十三日 これまでの日記を読み返して己の不甲斐なさに苦笑してしまう。今の今までマイナス思考の心配事ばかりしている。これは子供を授かった美幸と共に歩む過程を記すために書き始めた日記じゃないか。幸せな未来を思い描かないでどうする。妊娠が分かった時には既に二ヶ月が経っていた。既に二ヶ月間も美幸は一人で頑張っていたんだ。僕が遅れを取り戻さない訳にはいかない』


 頭を金槌で殴られたような衝撃と目眩を感じる。反面、違和感を覚えた日記に納得した。妻が妊娠すれば、そりゃあ夫は過保護になるだろう。

 僕には子供までいる?いや、生まれているか分からないが立派な所帯持ちじゃないか。色々と考えたいことはあるが、ごちゃごちゃでまともに考えられない。逃げるように日記を読み進めた。

 次からまた同じような空回りが延々と書き連なっている。何度も空回りの日常を読んでいると流石にイライラしてきた。何でこうも上手くいっていないのか。読んでいてヤキモキしてくる。そして今の時点で読める日記の最後に辿り着く。そのページは一際文字が飛び跳ねて喜んでいる。かなり勢いがあって目を引く。


『四月二十八日 やった!息子が出来た。息子だったんだ!美幸に息子が出来た!僕に息子が出来る!やったぞ!やった!』


 僕はふと、恐ろしい事実に気付いてしまった。この日記からすると僕は体の弱い妻だけでなく、これから生まれるであろう息子を置いてきてしまったことになる。仮に子供が生まれていたとしても、僕の推定年齢二十代後半からすればまだ幼いはず。生まれたばかりの子供を育てるには夫婦で力を合わせるべき大事な時なのに、全て体の弱い妻が一任している。ここから先の日記はまだ読めないが、このまま幸せな日常を綴っているだけでなく、最後は出産前室で終わっていようものなら幸せな反面、目も当てられない。

 これが整理された日記の情報。これをどう皆さんに相談すればいいのか分からない。話すと言った手前、吐露したい気持ちもあるが言葉に困る。相談したとしても何に助言を受ければ良いんだ?このことでずっと頭を悩ませている。昨日と一日中考えたが、言葉が上手く纏まらなかった。当たり障りのない言葉を求めるあまり、本の中の言葉に手を伸ばす。その後はお察しの通り、底なし沼の読書に沈んだ。今日こそはと意気込んでみるも昼を過ぎても纏まらない。さっきはあまりのもどかしさに禁断の果実の如く、本に手を伸ばしてしまった。しかし澄江さんの助けによって、それは防がれたのだ。


「参ったな・・・参ったなぁ」


 消え入るような声は蝉の鳴き声にかき消された。


 カラスの寂しい鳴き声が聞こえてきた。窓から差し込む日差しは薄い橙色に染まりつつある。そろそろ夕方、澄江さんたちが夕飯の支度を始める頃だ。頭を切り替えるためにも配膳の手伝いをしに行こうと重い腰を上げる。書庫の電気を消して扉を開けると縁側からこえをかけられた。


「お客様ー!」

「澄江さん?」

「ちょうど良かった。呼びに行こうとしていたんです」

「配膳の手伝いですよね。今行きます」

「いえ、お呼びしたのはそうではなくて・・・とにかく急いで居間へお越し下さい」


 それだけ言い残すと、相変わらず忙しそうに彼女は奥へ行ってしまった。手伝いのためじゃないのなら何の用だろう。とりあえず渡り廊下を歩いて母屋に入った。廊下を進む度に夕食の良い匂いが漂ってくる。匂いの発生源である台所の二つ手前にある居間に入った。


「お待ちしておりました、お客様」

「絹子さん、と・・・」


 絹子さんの向かいに、男の子が正座をしている。

 背筋をぴんと伸ばした行儀の良い少年。シンプルな黒のロゴがプリントされたシャツ、そしてカーキーのハーフパンツというラフな格好をしていた。服装は子供らしいが、子供らしからぬ物静かさだ。にこりとも笑わず、表情筋が動く気配がまるで無い。良く言えば利発そうな顔立ち。男の子は僕に気付くとぺこりと頭を下げる。


「こんにちは。初めまして」

「こ、こんにちは。こちらこそ、初めまして」


 この子はどこか型にはまった挨拶をこなしているような感覚を覚える。


「こちらは数週間前からいらっしゃるお客様です。この家にも慣れ始めておられますので、ご不明な点がありましたら、こちらのお客様にもお尋ねください」

「はい」

「あの、絹子さん。この子は?」

「ご紹介が遅れてしまいましたね。こちらは先程いらしました・・・」

「三上陽太です。本日よりお世話になります。よろしくお願いします」


 再びお辞儀をされて、こちらもぎこちなく礼を返した。


「陽太君、だね。よろしく。・・・え?ということは、え?」


 まさか、と絹子さんに目線を向けるとにっこりと微笑む。


「貴方に次ぐ二人目のお客様でございます」


 二人目の客人。

 勝手な先入観で客は一人ずつ来るかと思っていた。それだけに驚きだ。この子、いや陽太君も心の重荷というものを背負っているのだろうか。僕以外の客人である、陽太君は記憶を失った僕に確かな情報を与えてくれるかもしれない。未だに僕は死んでいるかも確証が得られていないからだ。

 状況を飲み込めずにいると絹子さんの声で我に返る。


「お客様、早速なのですが陽太さんとご一緒に湯浴みをお願いできますか?浴室の使い勝手が分からないと不便でしょう。お背中を流して差し上げてください」


 よく見ると陽太君は服が湿っている。僕が初めてここに来た時と同じでびしょ濡れでやって来たようだ。聞きたいことはたくさんあるが風邪をひきかねない。まずは陽太君を風呂に入れよう。


「分かりました。じゃあ」

「いいえ、結構です。一人で入れます。ご心配には及びません」

「えっ?」


 言い終わらない内にきっぱりと断られてしまった。丁寧かつ人を寄せ付けない予想外の言葉にギョッとする。陽太君はそんな僕を気にするような素振りを全く見せず立ち上がった。背丈は僕の半分位だ。


「浴室はどちらでしょうか」

「ここを出て左の廊下の突当ありだけど・・・」

「浴室には後ほどお召し物をお持ち致します」

「ありがとうございます。ではお先に失礼します」


 浴室の場所を確認すると、僕と絹子さんに深々と腰を曲げる。そしてさっさと居間から出てってしまった。


「しっかりとしたお子さんですね」

「しっかりし過ぎて驚きです」


 きびきびとしていて、まるで規律を乱さない兵士を彷彿とさせる。子供の姿にはあまりにもそぐわない。


「ですが陽太さんがご所望されている以上はその通りに致しましょう。申し訳ないのですが、お客様の湯浴みは夕餉の後になってしまいますね」

「全然、問題ありません。その間に夕飯の支度ができて都合が良い」

「そう言って頂けると助かります。私も支度に取り掛かりましょう」


 陽太君のことが多少気がかりながらも、本来の目的である夕餉の支度を手伝いに台所に二人で向かう。


「この家にくる人は一人ずつだと思っていたんですけど、ここは二人でも受け入れてくれるのですか?」

「いいえ。過去にお客様が複数人いらっしゃることは一度もありませんでした」

「えぇっ?それじゃ、今回は」


 絹子さんは暖簾をくぐる手を止めて、こちらを振り返った。その整った顔には柔和な微笑みではなく、静かに風を纏うような真剣さが伺える。


「正直に申し上げますと、私たちもかなり驚いています。初めてお目にかかる事例でございます。ですが陽太さんはお客様と同じ道のりを歩いていらっしゃったとのこと。この家のお客様であることは間違いありません」


 そう言い残すと暖簾をくぐって行ってしまった。

 もしかすると、結構ただ事ではない状況なのでは?僕が来てから、この家には前例が無いことが続いている。僕が記憶喪失でここに来たのも、陽太君が来たのも。何か意味があるのか?

 ・・・いや、この先のことは考えたらキリがない。とりあえず今は気分転換も含めて夕食の支度をしよう。絹子さんに続いて台所の暖簾をくぐる。

 バタバタと走り回って、ようやく今日の夕食が綺麗に並ぶ。白米、インゲンと豆腐の味噌汁、鶏の唐揚げ餡掛け、インゲンの胡麻和え、インゲンとじゃがいもと人参の煮物、漬物。座卓の周りに、いつもの面々と陽太君が座る。普段なら僕が上座に座っていたが、今日は陽太君を通した。客だからといって毎日上座に座るのも落ち着かなくなっていたところだからありがたい。風呂上がりの彼は甚平を崩すことなく着こなしている。髪は湿って光沢を帯び、顔は火照っていた。


「本日はようこそおいでくださいました、陽太さん」


 絹子さんの挨拶に陽太君は間髪入れずに会釈し返す。


「家の者一同、貴方を心から歓迎致します。今宵は貴方をお迎えする晩餐として、腕によりをかけさせて頂きました。どうぞ心ゆくまでお楽しみくださいませ」

「ありがとうございます」

「それでは皆さん、お手を合わせて」


 合図を得て全員が手を合わせる。


「いただきます」


 全員で言い終わらないうちに今日も武之さんが真っ先に箸をつけて、澄江さんがそれを咎め、二人の仲裁に富助さんが入る。そんな風景を笑いながら見ている僕と絹子さんの間で、陽太君が黙々と食事をしていた。ご飯と汁物を交互に口に入れ、きちんと器を持ち上げて、煮物は一口大にしてから食べる。箸の持ち方はお手本のような食べ方だ。


「まあ、お箸の綺麗な持ち方ですこと」


 澄江さんが感嘆の声を上げた。対して陽太君は一定調子の声で返す。


「お箸の持ち方は小さい頃から正しい形で定着させないと、後で直しにくくなりますから」

「耳が痛いわね、武之」

「うっせぇ澄江。あっしはいつ直したって問題ねぇわ。大体、これで満足に食えてんだぞ?どこに問題がある」

「理屈じゃなくて日本に生まれたならお箸の持ち方くらいちゃんとなさい。お客様と陽太さんを見習って欲しいわ」


 ふん、と悪態をついて反抗するように武之さんはご飯を掻き込む。澄江さんの横からの小言を聞き流し、正に馬耳東風だ。


「御両人。仲良く喧嘩もよろしいですが、お先にこの富助渾身の漬物をご賞味あれ」

「この沢庵っていつから漬けてあるんですか?」

「確か十二月頃には漬けていたかしら。ねぇ、富助」

「はい、お嬢。これを付ける前は、大根そのものが結べるほどに干したものを使いましてなぁ」

「へぇー。干すだけでそんなに柔らかくなるとは知らなかった」


 談笑が絶えない食卓で、全く表情を動かさずに食事を終えた陽太君が最後まで気がかりだった。大好物に感激することも忘れてしまうほどに。


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