似非ファンタジー戦国絵巻
連載に関係ないネタばかり浮かびます^^;
概要:
ファンタジー要素が混ざった戦国時代に転生した男の話。
歴史小説好き、雑学大好きの男が事故死して転生した先は戦国時代だった。
「やった、これで知識チート歴史改変だぜ!」と思い、こそこそ動きまわるものの、育つにつれて絶望感に囚われていく。
「ヒューマン」の村で育った彼は気付く事は無かったが、この世界、エルフもドワーフもモンスターすら居るファンタジー世界だったのだ。
歴史知識を元に織田の配下でのし上がるぜ、とやって来た尾張は竜人である織田家のもと様々な獣人たちが闊歩する戦国サファリパーク状態。
都の天皇はモノホンの神様、公家は亜神、上杉はエルフだし、武田はドワーフ、九州はオーガの島津をはじめとする戦力過多の血塗られた大地だし、四国は翼人たちが制空権を競う別次元の戦が繰り広げられているし、東北はコボルトやらゴブリンやら総数も把握出来ない多産系種族が入り乱れて誰が主力やらわからぬまま泥沼の戦乱が続いている。
「こんな日本をマジで統一出来るのかよ!?」
「現代知識だけでどうにかなるってレベルじゃねーぞ!」
「魔法まであっちゃ、歴史知識意味ねーだろ!」
ボヤきつつも猿人である木下藤吉郎に気に入られてしまった主人公はブラック企業真っ青の勤務環境の中で右往左往する。
「このマメさと女好きまで元の歴史通りとか、どうせ滅茶苦茶なんだから、それくらいは違って欲しかった!」
「信長様マジこえーっ!!!」
「柴田様、熊の獣人かよ! 配下までマジ脳筋!」
未来知識(それも別世界)しか取り得の無い主人公は、時に笑いの衝動を必死に抑え、時に異世界ギャップに苦しみながら、果たしてこの戦国の世界で生き残る事が出来るのか!?
設定:
日本の戦国時代にファンタジー要素をぶち込んで、原型崩れるまで混ぜ合わせた様な世界。
なまじ歴史はこちらの日本とほぼ同じ様に進んでいるだけ性質が悪い。
こちらの世界と同じ様な人間だけの村で育った主人公は一定年齢に達するまで異世界である事に気付けず、過去の日本に戻ったものと信じ込んでいる。
勢力)
朝廷→本物の神様である天皇と亜神である公家で成立、実権は無いが学の無い農民でもなんとなく「偉い」と信じ込まれている。
一向宗→「死後の救済」がどう捻じ曲がったかネクロマンシーに行ってしまい、アンデッド軍団を抱え込んでいる。一向一揆=バイオハザード状態。
上杉→エルフだが脳筋。プライドが高い反面物欲は薄いが、他者には分かりづらい美意識で唐突に動くことがある。
武田→ドワーフだが脳筋。鉱山を抱え込んでいる為、武装と財宝面ではそれなりだが、立地上、食糧には恵まれておらず、交易もするが、それと同等レベルでぶん殴ってふんだくるをしている。
今川→亜神の裔だがオーク。マロ眉のオーク。
北条→リザードマン。こちらの日本以上の湿地帯である関東平野の覇者。
織田→竜人である織田家のもと、獣人が闊歩する戦国サファリパーク。
斉藤→竜人である斉藤家のもと蛇人、亀人、蛙人などからなる大爬虫類館の様相を呈している。
島津→オーガ集団。触るな危険。
長宗我部→蝙蝠の翼人軍団。鳥系の翼人から下に見られていたが、配下の再編を通じて戦闘集団化、急速に伸張している。
一条→亜神系の翼人だったが、怠惰に溺れ翼が退化して飛べない。体型も相まって主人公から見るとペンギンに見える。
姉小路→引き篭もりトレント集団。周辺に華麗にスルーされている。
毛利→サファギン集団。
尼子→マーマン集団。
大友→狼系の亜神の裔だが、どう見ても狸。
伊達→ゴブリン集団、ゴブリンキングの政宗が出てきてから急伸長。
没理由:
どう超スピード展開してもかなり長い話になる(主人公が右往左往した挙句なにも出来ずに死ぬとかなら短いけど、そんな話誰が読むんだっていう^^;)。
ある意味一発ネタなのに長くしてどうするという。
歴史よりにするか、ファンタジーよりにするかの匙加減が難しい。
主人公に知識以外のチートあげないと活躍が難しい。
変なマニアが沸く。
扱い的に酷くなる勢力が出るため(ファンタジー的に下等な種族を割り振られるとか)、その勢力を好む人間や地元の人間に不快感を与える。
本筋と関係ない部分で荒れ易いのが歴史要素の入った作品ですね。
「なろう」で連載されている方々には頭が下がります。
作品化するなら:
転生主人公とか出さずに短篇連作で断片的な話にするとか?
戦国の流れ的に滅びる運命にある勢力に生まれることにして、そこを日本人と同じ外見の人間の集団にして、排他的にそれ以外の人種を見下していたのを改革して、特に混血の人間を積極的に集めて配下の軍団にするとか?
小説でなくゲームならアリかな?