04:学園と入学式(2)
ちょっと遅れました、皆さんごめんなさい(__)
04:学園と入学式(2)
桜に似た花が満開になっている、
どうやら幻惑魔法で見せてるらしい、何でもここの創立者が作った魔法だというから驚きだ。
周りを見渡すと人がいっぱいだ、一応保護者同伴はあまりいない、
ここに入学試験クエストをパスしたやつらがほとんどだ、
「そういえばここだったなあいつが俺に話しかけてきたのは」
それは試験テストが終わった2日後のことだった、
<27日前>
試験発表の日、この試験は一応最低限の知識とか知ってることが必要という事だ、
ただ日本とかの試験番号ではなく、名前と試験点数が張り出されているのだ、
因みに俺は女神からもらった<知識の泉>で簡単に終わらせた、
テストの項目は5つ、数学、歴史、魔法学、地理学、医学の5つ
全部書いちゃうのもよかったけど一応目立つことはないように1つずつ間違いを書いた、
点数として450点くらいだろうって計算で、予想どうりに点数は450点だったが、
順位があまりにも上だった、しかもベスト5に入ってるからもっと大変だ、
「あったな、しかしベスト5とはまたすごい位置だな」
普通は聞こえるか聞こえないかって言うくらい小さい声でいった、すると後ろで黄色い悲鳴が聞こえてくる、
振り向くとどこぞの貴族だろう、服に無駄にきらびやかで赤いドレスを着ている、
取り巻きみたいなのが多い、試験中の後にファンクラブみたいなのができたのかもな、
俺は面倒と思いその場を立ち去る、すると・・・
「なんですって!私が6位ですって!!!!!」
かなりキンキンした声が聞こえて振り返るとそこにはさっきの貴族の女がいた、
唖然となってると取り巻きの一人が俺をみて、
「あの人だわ、先輩に聞いたもの、黒い服に黒い髪の上珍しい名前の人だって」
そこにいた全員が俺をみつめる、いやな注目だほとんどが好奇心の瞳だったが
一人だけ殺意って言えるほどににらみつけてる、
さっきの貴族娘だ、すぐに俺の前にまで来てまるで品定めするように見つめてる、
「こんな男に私が負けたなんて、あなた名前は?」
俺もすこしかちんと来た、いいだろうO☆HA☆NA☆SHI☆してやるよ、
「人の名前を聞く前に自分の名前を言うのが礼儀だとおもうが、この貴族様は礼儀がなってないな~」
俺は大きい声で言うと周りの人が一気に緊張を張り巡らせる、まるで恐ろしいものがおきるってわかってるかのように、
「なんですって!!」
「しかもこんなに近いのにキンキンした大きい声を出して、ある意味恥知らずだな~」
俺は煽れることはなんでも煽る、俺があっちにいたときのあの野郎にも同じように言葉で攻め立てた、
プライドは持つことは悪いことじゃないがそれを持ちすぎる事は醜態をさらすこともある、
目の前の貴族娘は顔まっかにしてる、まるでゆでた蛸と同じ位にまっかだ、
周りの何人かはくすくすっと笑い出した、何人かは貴族を恐れて成り行きを見守っている。
「あんたは自分が正しいとおもっているかもしれないが、人によっては正しくないって事もある、
もしあんたがこの国から出たとしてあんた自身だけで何かできるのか?
ほかの国でもしあんたが今みたいな態度でいたらいつか死ぬことになる、
ま~死ななくても売り飛ばされて一生慰み者かもな」
「何をおっしゃるのです!!」
「ほかの国じゃなくても魔物にそれが出来るか?あいつらはお前が貴族だからって言ったところでわからないし、
ただ殺されるだけだ、パーティー組んだやつはかわいそうに」
さっきより周りの人間は微妙に俺の味方みたいに見始める、ときおり聞こえる声も『いいぞ~』とかだ、
ある意味恥の上塗りって感じだ、貴族嫌いな人間はどこにでもいる、
俺は嫌いというか理解しがたいってだけだ、
ついでに相手の行動もつぶしておくか、
「あ~それともしほかに圧力をかけて俺の邪魔するってんなら徹底的にやってやるから、
本気につぶす気で」
くるっと振り向いてにらむように言う自分でも言うのもなんだがすごいドスの聞いた声と共に、
スキル『プレッシャー』、相手に威嚇や殺気をぶつけて行動不能にするスキル、
貴族娘の顔もさっきまで真っ赤なのが一気に血の気が引いた青い顔になってる、
周りにも影響あったらしく何人かは倒れる人がいた、
「あっ・・くっ・・・」
まるで言葉すらしゃべれないがまだ気を失ってないって事はそれなりに強いことを示している、
スキルを解くと周りから安堵するため息、目の前の貴族娘も少しよろける、
「セーマ・・・セーマ・カミザキ・・・それが俺の名だ、覚えておけ」
翻すと俺は歩きだす、するとある程度正気を取り戻したのかぎっと俺の方を見つめる目線を感じる、
貴族娘は自分の胸に手をあててから宣言するように言う、
「私、ルーナリー・D・ファブリックが宣言しますわ、あなたを絶対に自分だけの力で屈服させますわ!!」
俺は返事する気はないがま~宣言されたのだから軽くをふってその場をさって行く。
Side:ルーナリー
無礼な男、たしかセーマとか言っていましたわ、
その男が手をふってから去る背中を見ている、睨み付ける瞳にはどことなく興味を引く、
それにしてもさっきのプレッシャーはなに、まるで歴戦の騎士が身に纏うようなものだわ、
お父様のご友人の千騎士長の威圧力に似てる、何度か手合わせでたまにいい攻撃ができるとそういう事があった、
あの時本能で後ろに飛んだことでよけることできたが、彼の威圧力はそれをさらに上だった、
「セーマ・・・覚えておきますわ」
このあと3日間の準備期間がある、そして4日間の基礎体力テストと最後の3日間のダンジョンクエストがある、
この最後のクエストは言ってみればクラスを決める大事な日、クリアした階層によってレベルがことなり、
そしてこの階層ひとつひとつがギルドランクになるというのもある、過去最高のレベルはC-、
それ以上は本職のベテランくらいしかいけないからだ、学生でもC-は1000人に一人か二人くらしかいない、
今年は粒ぞろいといわれるほど多いらしいが私は一応訓練もつんできた、ギルドもCランクくらいの事は全部こなしている、
だから学園の初期レベル記録を更新させるつもりでいる。
「あの男をぜったいにギャフンって言わせてみせますわ!」
興味を引くがそれ以上にゆるせないので私はあの男に負けないって誓う。
sideout
side???
二人の様子を木々の陰から覗いてる二人がいた、
こんなに話題たっぷりなイベントになるとは思ってもなかったのか片方の人はくすくす笑っていた、
「あの子面白いわ、確かファインさんが連れてきた子だったわね」
「ええ、ですがまさかファンブリック公に喧嘩売るとは肝が冷えます」
「いいんじゃない?私が言うのもなんだけど貴族ってどうも凝り固まったのが多いから」
「それはそうですが・・・」
「今年は粒ぞろいだし、かなり期待できるわね」
遠くで叫んでるルーナリーをみてまた可笑しそうに笑っている。
sideout
「貴族の子に喧嘩吹っかけたですって!?」
食事をしながら合格ついでに今日あったことを話してる、
ここは宿屋の食堂、目の前にはここのおかみさんのアーシャさんがいた、
目の前で驚き半分飽きれ半分って顔をして俺をみてる、
俺はもくもくと今日の夕飯をたべてる、
ポポ肉のから揚げと刻み野菜、野菜スープに輪切りにしたフランスパンみたいなパン、
普通にもぐもぐとしてるのをみてアーシャさんはため息をつく、
「あんた、ここに迷惑とかかけないでくれよ」
「あ~大丈夫です、ちゃんと脅しもしておきましたから」
驚愕した顔を向けるがもう呆れた顔になって、
「ま~ほどほどにしなよ、試験は死なないけどトラウマになるやつがいるから」
「あ~い~」
その日はそれだけ言うと早々に寝た、
3日間の準備期間で俺は一応武器とかを練成、あと金をためるために鋼の塊を売ったり、
ギルド依頼をしていた、ギルドではすぐにいい実力だったのか1日2つの以来をこなして、
すぐにF-までランクがあがった、そして最初の3日間の基礎体力テストもそこそこのレベルを叩き出してた、
レベル的にはB前後の実力でやっていた、あのルーナリーはCレベルだとわかったのはあとのことだった
そして最後のテストダンジョンクエストの日が明日だった。
つづく
ミケ乱「あとがきコーナー!!!!」
ミ「さ~はじまりましたあとがきコーナー、司会は作者の月影ミケ乱と」
聖真「主人公の神崎聖真だ!」
ミ「さて今日はゲストを連れてきてるよ~」
聖「誰でもいいけど、あまり崩すなよ」
ミ「そんな事しない、ってなわけで今回のゲスト:ファインさんです」
ファイン「こんにちわ、みなさん」
聖「ファインさんか、ま~一番最初に出た女キャラだからな」
フ「私がヒロインよ!」
ミ「それはない、出たとしてもちょい役だけだ」
フ「え~~~それはないでしょ!!」
聖「ってか俺はあまり気にしてなかったぞ」
フ「セーマ君ひどい!」
ミ「一応ちょい見せキャラだからな~」
フ「え~だしてよ~!!」
ミ「それは無理、俺的にはもう終わったキャラだ!」
フ「ひどい!(しくしく)」
ミ「さて次回の話にするか、次回は05:学園と入学式(3)」
聖「ダンジョンを攻略、そしてあの女が」
フ「あの女ってだれよ!!」
ミ「見てのお楽しみ、それではまた次回」
聖「俺は善意はない!」
フ「私は不幸だよ!!!」