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「愛」してる。

作者: 春日陽一

「愛してる」


君のことが大好きだから


何度でも言うよ


「愛してる」


君は安売り過ぎてイヤだという


僕の「愛」は軽いと言う


でも、


僕が君を「愛してる」のは事実で


「愛してる」ってのは


「愛する」の現在形で


“心がひきつけられ、慕う。

いつくしみ、かわいがる。

大切に思う。”


その意味に変わりはなくて、

その意味の重さにも変わりはなくて


今、僕が君を大事に想ってるのなら


その数だけ正直に「愛してる」って言ってもいいじゃない。



こう言ったら、あぁ言う。



僕の言葉に君は


「でも、どうせ私以外の人にも言うんでしょ」


って怒る。


そりゃ、言うさ。


もし僕が、君以外の人が大事ならば。


その人のことが


大好きで、大好きで

愛おしくて、愛おしくて

大切で堪らないのなら


きっと、僕は言う。たくさん言うよ


「愛してる」って。


だけど、


今の僕の一番は君なんだから


現時点で僕が他の人に


「愛してる」って


言うことはありえない。


そんなにイヤならこうしなよ


君が僕の“一番”であり続けたらイイ


ね、簡単なことでしょ?




ほら、


また言うよ


ちゃんと聞いててね



僕は君を



「愛」しているんだ。






本文中の「愛する」の意味は「広辞苑」より引用。

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― 新着の感想 ―
[一言] はじめまして。 日本語、というか言葉と言うのはとても重くて難しいと思いました。 「愛してる」の解釈が難しいというかなかなか伝わらない。  言葉と感情が一致しない人が多いと余計に伝わりにくくな…
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