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『空也、松尾明神に逢ひ、速記指導書を差し上げること』速記談3092

作者: 成城速記部

 空也上人が、七月ごろ、雲林院から大宮大路を南に進んでいると、大内裏の垣根のあたりに、普通の人とは思えないあやしげな者が、寒気がするのを嘆いているのに出会った。空也上人は、この炎天下に、どうしてそんなに寒がっていらっしゃるのですか、と尋ねると、まさにそのことです。空也上人にずっとお目にかかりたいと思い続けて、ようやくお目にかかれました。私は松尾明神と言います。一冊目や二冊目の衣は、よく着るのですが、非常に薄く、寒気がしてたまりません。三冊目の衣をいただけないでしょうか、と言うので、速記指導書上級者編を差し上げると、何とも暖かくなりました、と言って、空也上人を拝んで去っていったという。



教訓:速記指導書の一冊目は初級者編、二冊目は中級者編で、三冊目の上級者編と比べると、とても薄い。

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