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異世界前世、大ピンチ! シシと遭遇
暑い8月のある日、いつも通り出勤中だった私、内山美夏は死んだ。
異世界行トラックにひかれて。
"でも、仔猫ちゃんを手伝ったんだし、後悔は無し。"
どうせつまらない人生、ここで終わることも良いかも。
そんなに考えた時に、意識が遠くなった。
……
目覚めった時には日本ではなく、別な場所だった。
"なんだ。もし、ここは天国?考えたことより普通だね。ただ普通な森みたい。"
大智なことないと考えた私は体を起こって周囲を探った。
その時、なんか強烈な視線を感じて振り返った私はびっくりした。
"シ、シシシシッシシ……"
"……"
"シシだああああああああああ!"
目の前の大きなシシはかなり威嚇的だった。
あれは鬣をひらめながら、私の近くに来った。