〇7話
それから20日間くらいたっても剛輝からの返事はない。
これは自然消滅だとしか思えない。
メールでしか02人はつながっていなかったのに、それもなくなったら付き合ってるって言えない。
あたしは決心した。
別れをきりだそう。
まだ剛輝があたしのこと好きでいてくれたらとめてくれるはず。
このままの状態やったら剛輝に苦しい想いをさせちゃうから。
この時のあたしは、別れるという手段しか思いついていなかった。
もし、他の方法を見つけていたらラブラブになれていたかもしれないのに。
そして、剛輝にメールを送る。
何回もおじけづいたけど。
『別れよっか??』
30秒もしないうちに
『うん』
って。
なんの迷いもなく承諾しちゃうんだ―。
悲しくなる。
あたしはメールをおわらせたくなくて、
『わかった』
って送っといた。
『01つ聞いていい?』
剛輝が質問してくる。
『いいよッ』
『なんで?』
『別れる理由??』
『そう』
『つらくなったから。』
『ごめん。』
『ううん。』
『じゃあ、なんでつらかった??』
『剛輝は、いろんな女の子とメールとかしてたで不安やった。』
『そっか。ごめんの。』
『いいよ。』
そこでメールは終わった。
そこで気がついた。
距離おくとかにすればよかったって。
後悔の嵐…
今日からもう剛輝とメールすることも話すこともないんだ。
そう思うと悲しすぎて涙もでなかった。