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失恋  作者: 魅零
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〇6話

夜になっても、なんもメールがきてない。



いや、あたしが悪いんだけどね。


ホワイトデーから03日たった17日。


あたしはいつも通り学校に行った。


今は剛輝の隣の席で少し気まずい。


それからお昼休みになって。


あたしは給食の片付けに行った。


その時、何故か剛輝が悲しそうな顏をしていたのを今でも覚えている。


01階まで食器を戻したあと、あたしは教室に入ろうとした。


けど、入れなかった。


だって、クラスの女の子になにか渡していたから。


その女の子は、あたしと幼なじみの愛未。


あたしにはなんもくれなかったのに。


そんな勘違いをあたしはしてしまった。


あたしはそのまま気付かなかったふりをして、教室の前をとおりすぎていく。


06時間目になって、愛未があたしに手紙をくれた。


嫌味かッ


って思った。


手紙には


『はずきに渡したいものがある。

いつあいてる?』


だって。


意味分かんない。


あたしは適当に


『放課後に』


って返しといた。


そして放課後。


愛未からもらったものは…


剛輝からのものだった。


「塚田が、遅れてごめんだって。」


「……」


やらかした。


中には可愛い小物がいっぱい入っていて、あたしは胸がギュッて締め付けられた。


帰って、メールをひらいてみると


『新着メール 01件』


朝の07時にきてる。


それも、剛輝から。


『遅れたけど、


お返しあげる。


昼休み教室にいて(ω)


期待してて☆』


って…


自分の馬鹿さ加減に呆れる。


あたしは心の中でいつも剛輝のことばっかり責めていた。


でも、責められなきゃいけないのはあたしの方だ。


どれだけ剛輝の気持ちを踏みにじってきたんだろう。


あたしは急いでメールを返した。


『メール気付かなくてごめんね!!


お返しもらったよ(*p‥q)


ありがとねッ』


01分もしないうちに剛輝からの返信がきた。


『いいよ』


『ありがとッ』


そのまま返事はこなかった。


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