表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
201/216

200.真ラストダンジョン(11)

 次の敵について私は思考する。


 巨大なゴーレムが大地より現れ、門を死守すると。

 攻略用のスクロールがあるらしいけど、残念ながら一枚しか用意は無いようだ。


 ならば、私達が使ってしまっても良いのだろうか?

 効果時間は? 次の組みが通り過ぎるまで有効なのか? そもそも、そんな攻略用アイテムを使って第二階層を突破して良いのだろうか?


「巨大ゴーレムについてだけど」

「話逸らしたネ」

「きちゃない」

「良い服無かったかしらぁ?」


 もぅ、好き放題言う子達ね。

 キッ、と睨んで見せるとビシィ、と背筋を伸ばし私の声に耳を貸してくれた。


「ゴーレムとの戦闘は不毛ネ、何も得無いヨ」

「攻略情報通りがセオリー」

「私もササッと次の階層楽しみたいかなぁ?」


 思いのほかまともな意見が口々に出てきた、と思った矢先。


「でも、ボスドロップは私の物ネ!」

「レア、競争率激しい。狩るべき」

「私は先に進み……わかったわよ」


 多数決に参ったとばかしに、肩を竦めて見せるカタリナ。


「決まりね」


 私達は口元をつり上げ悪い笑みを浮かべると、次のボス戦(イベント)を完全攻略すべく歩みを再開させた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ