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154.宇宙の彼方で愛を叫ぶ【幕間2】

---サクラ視点---


 この大陸を彷徨い続け、何日が経過したか数えてはいない。

 おかげで、色んな技術や知恵を身に着けれたけど未だに肝心の目的は果たせて居なかった。


「マスター、この男の子みかけなかった?」


 私はSS(スクリーンショット)を紙に転写したアイテムを取りだすと、マスターは顎に手を当て唸る。


「うぅーん、あぁ! コイツか、いやぁ見た目に特徴が無さ過ぎて思い出すのに時間がかかっちまったよ」

「いつ頃、居ましたか?」

「昨日の日中、ぶらりと酒場ここに来てダンジョン情報集めてたぜ。大体15時くらいだったかな、情報欲しけりゃ俺を倒してけって言ったら速攻ボコられて気分爽快だったぜ!」


 今は17時過ぎ、24時間以上前か。

 私はまたもミアミスした事に気落ちするも、すぐ近くに間違いなく彼は居るのだと確信している。


「お嬢ちゃんも戦える(イケル)口かい? アンジェリカと遊んでやってくれないか、あぁ、アンジェリカってのは内で働いているな」

「あぁ、あの子は外で寝てるわよ」

「おっふ、アイツ一人で遊びやがって……俺も全快してりゃ手合わせ願いたかったんだがな」

「ごめんね、私ちょっと急いでるから。情報、ありがとう」

「おう、また暇になったら寄ってくれよ!」


 酒場のマスターに酒代を支払うと、すっかり飲みなれてしまったウィスキーをクイッと一呷りして席を立った。


 バトルジャンキーの集落に居る住民たちは皆、そこそこの動きをするけど超時間低迷フレームバーストを扱えるようになった私にとっては苦戦するような事はほとんどなかった。


「24時間以上とすると、また数万キロは軽く離れちゃってるか……でも」


 私も目的のダンジョンを探しつつ彼を、イイを追い続ける、いつまでも。

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