死にゆく者のレクイエム
わたしが死んだら、あなたはどうするのだろうか
怒るのだろうか。馬鹿にして笑うのだろうか
たぶん、泣いてくれるのだと思う
死んだ今、わたしは、あなたにかける言葉が見つけられない
きっと、どんな言葉も、言い訳にしか聞こえないから
いつも笑っていたあなたは、きっと、心の中で泣いていた
気付かなくてごめんと言っても、
きっと、あなたは笑って許してくれるだろう
だから、あなたにかける言葉が見つけられない
死んだあとも、あなたのそばにいる、と言ったら、
とっとと逝け、とあなたは怒るのだろう
難しい人
だけど、それがあなた
そんなあなたが、わたしは好きだった
あなたはきっと、泣いて、泣いて、わたしを悼むのだろう
わたしのせいであなたが泣くのは見たくない
だけど、少しうれしい気持ちもある
あなたに想われていたのだと、うぬぼれることができるから
遠い未来、わたしはあなたと再会できるだろうか
どんなに姿が変わっていても、
わたしはあなたを見つけ出せる自信がある
そのとき、あなたは泣いてわたしを責めるのだろう
わたしは、あなたにどんな言葉をかければいいのだろう
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
たぶん、2年くらい前に書いた詩。
おそらく、『黄の皇国の女帝』の主人公シェランの夫であるリーフェイの独白と思われます。たぶん。
私は恋愛小説を書くことが多いですが、愛情って難しいですよね……。