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第8話 ★ 俺と生徒会初仕事 ★ 

少し予定と変わるかもしれません。


焦ってます(笑)


でも、読者の皆様にはより楽しんでいただけると思います。



「どうしたのよ、彰人?」


翌日、俺は芽衣と一緒に登校していた。


美優は中学校の演劇部の部長なので朝練で先に出て行っている。


「それがさ・・・・・・」


彰人は美優が臍をまげてしまい、お詫びに寝るときに手を繋いでいて欲しいと言われたまではよかった

のだが。


そのあとが大変だった。


美優が夢の世界に旅立つまでにそこそこ時間を要した。


問題はその後だ。


気づかないうちに彰人の手は美優の手に包まれていた。


じゃあ外せば良いじゃないか。


これが一般論。


彰人はそうは思わない。


美優のためなら仕方が無い。


という方向に落ち着いてしまうのだ。


で、結局彰人が寝られたのは美優がねぐるいをして手が離れた後だった。


「はぁ、相変わらず馬鹿な兄妹ね。」


と言いながらも実は芽衣は羨ましがっているのだが。


「俺、美優に甘すぎるのかな?」


俺は本気でそう思っていた。


「甘すぎるわよ!!」


芽衣は思わず叫んでいた。


あまりに鈍感な彰人のせいである。


「まあ、シスコンだからね」


芽衣はその単語で結論付ける。


「何で、手を握っているだけでシスコンになるんだ?」


俺は不思議そうな言い方をする。


芽衣は首を横に振っていた。


それは、もう手遅れという意味だと彰人はいつ気づくだろうか。






☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆






「じゃ、今日の会議を始めます」


放課後、俺は無理やり入らされた生徒会に我ながら律儀に顔を出していた。


姫は眼鏡をかけている。


如何にも威厳のある姿なのだが、レンズは・・・・・・どうみても入っていない。


それにしても眠い。


昨晩の影響は半日近くたっても解消されていなかった。


腕を枕に寝ようとすると、


「アッキト~♪な~んで寝る体勢をしているの~?い・い・の・か・な」


生徒会の末席に座っている俺の後ろから天使ならず悪魔のささやき声が聞こえる。


悪姫デビルひめである。


俺は特に最後の句はマズいと判断して慌てて起きる。


「ようやく起きたわね。じゃあ罰としてこれをこなしてきなさい。」


と言って、一枚の紙を渡される。


それは部活意見書だった。


部活意見書とは、部活において生徒会に対して要望があるときに書くもののことである。


で、今回書かれているのは・・・・・・苦情162件(過去最多)。


主に体育館での練習の譲歩をしない。


他の部活、球技部などが練習できていない。


部活名、剣道部。部長、平山ひらやま 明日香あすか


「で、俺に具体的に何をしろと?」


大事そうな所を拾い上げて読み終える。


「彰人にはこの部長と試合してきて欲しいのよ。」


「は?何で試合?」


「この剣道部長は生徒会長ひめの言うことでも断固として聞かなかったわ。彼女は私を打ち破れる

者が現れたら取り合おうって言ってるのよ。」


面倒くさい先輩だな、というのが紙面と姫の言葉から考えた第一印象。


「で、俺が剣道できると思うのか?」


俺は笑いながら姫に言う。


すると俺のなんかより遥かにきれいな笑みを返してくる。


「できるでしょ。」


姫はほぼ確信を持った言い方をする。


知っていたのか。


教えていないはずだけどな。


「わーったよ。で、代償は?」


「ん、ないわよ」


さらっと言ってきやがった。


「ま、いいわ。これをあげる。」


そう言って、俺にカードを寄越す。


ちなみに5mは離れている所から縦にダガーを投げるように渡してくる。


受け取ってみれば、プラスチック製。


(危なすぎるだろ!!)


だが、生徒会員は誰も手元の資料から眼を離していない。


それで俺は悟った。


もはや姫に言っても聞かないのを理解してるのだと。


つまり、姫を止められなかったのだ。


カードには「姫に言うこと一度、聞かせられる」と書かれていた。


(まあ、貰えるものは貰っとくか)


俺はカードを財布に入れた。


「じゃ、行ってらっしゃい♪」


俺は姫の言葉に送られて生徒会を出た。


(・・・・・・鈍ってないかな・・・・・・)





・・・・・・姫は学校を支配しようとしている。






koimayuです。


この小説の投稿日及び時間は不規則です。


なので、ブックマークの登録で更新の確認をお願いします。


次話投稿は3月3日午後12時までを予定しています。

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