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第5話 ★ 俺と最悪の始業式 ★ 後編
「アッキト~♪ありがたく思いなさい。今日からあなたは生徒会の一員よ(笑)」
かっこわらいって自分で言ってるし。
姫との思い出にあまり良い思い出がない。
いや、間違えた。
良い思いでが一つもない。
ところで、生徒たちはというと。
え、あの子?
とか
あいつかよ?
とか言ってる。
うんうん、その声、雰囲気をもっと出せ!!
だが、俺は気づいていなかった。
その言い合いが実は好評価なことに……。
よって……、俺の前に続く道は地獄へと繋がってしまった。
「静まりなさい」
姫がその透き通るような声で生徒たちは静かになった。
「私の決定に反対の人、いるの?」
姫の語調の最後は上がっているから疑問形なのだろう。
しかし、生徒の聞いた解釈は
「あなたたち、私の決定に異議を唱えるつもり?そう、怖いもの知らずね♪」
だった。
当然、生徒たち全員が黙る。
俺への反対の声が途切れる。
すなわち、
「あきとー、あとで生徒会室に来てね~♪では、始業式の挨拶を終わります」
姫の鮮やかなお辞儀にみんなは放心状態になっている。
だが、俺はそれどころではなかった。
(またあの日々が始まるのか……)
・・・・・・俺は姫にビビッてる。
いつも「俺恋」を読んでいただき、ありがとうございます。
次話のタイトルは「第6話 ★ 俺と生徒会 ★」 です。
投稿は26日午後12時までを予定しています。




