第3話 ★ 俺と妹、幼馴染の登校 ★
上手く書けてますか(笑)
「おーい、美優。もう時間だぞ」
家を出るのはいつも余裕を持っている。
それはどうしてか。
「兄さん、用意できたよ」
美優は部屋から小走りで駆けてくる。
「忘れ物ないのか」
「ないよ」
それを聞くと俺は鍵を閉める。
で、さっきの理由がここで現れる。
「じゃあ行くぞ」
「うん」
と言って、美優は俺の右腕にくっついてくる。
具体的に言うなら腕をからませて、もう十分大人の女性と言っても過言ではない胸を押し付けくる。
ま、まあうれしいんだよ。
でもさ。
「ねえ、美優」
「どうしたの兄さん」
「あのさ」
「うん」
「暑い」
「え」
「だから、む、胸が当たって……」
「ふふふ、兄さん照れてる」
「て、照れてない」
言い返してみるが、声が震えている時点でアウトだ。
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そんな他愛もない話をしていると、タタタッと走ってくる幼馴染が走ってきた。
「ハァハァハァ……」
「おいおい、大丈夫か。それでなくても芽衣はスタミナが少ないんだから」
と言いながら俺は美優の腕の束縛から抜けてしゃがむ。
さてその先には何があるのか。
ボカッ。
頭の上にグーパンチが降ってくる。
「兄さん」
その軌跡を辿る。
グーパンチの起点には顔を真っ赤っかにした美優さんの顔。
かなりお怒りの模様。
「兄さん」
美優の声は非常に荒い。
「……そ、そんなに胸をみ、見たいんならわ、私の」
「ば、ばか」
慌てて俺は美優の口を塞ぐ。
「美優、ここは公共の場だぞ。」
「ごめんなさい」
シュンとなる美優。
反省していてくれればいいが……。
なぜか、顔を赤らめたままである。
何か、嫌な予感しかしないが、まあいいだろう。
「はあ、相変わらず恭ちゃんたち兄妹は仲がいいのね」
「それは当たり前。私と兄さんは兄妹愛で結ばれてるもの」
ブハッ。
芽衣からまるでお腹を殴られた時に出るような声を出した。
「美優、お前何言ってるんだ」
俺は半ば、いや完全に呆れながら何とか声を絞り出す。
「ありのままを言ってるだけ」
「兄妹愛ってなんだよ」
「兄と妹が愛で結ばれていること」
もう付いていけない。
芽衣もポーッと頬を赤らめている。
「兄さん」
「はい」
美優がすごい剣幕で迫ってきた。
「私のこと嫌い」
「それは……」
好きと言えば変な方向に流れる。
だからと言って嫌いでもないし。
「グスッ、兄さん私のこときらいなの」
美優が急に泣き顔になる。
「好きだよ」
つくづく甘い俺。
その証拠に美優は次の瞬間、すごい良い笑顔になる。
「わ、私のことを好きって……」
妹が恍惚の顔になる。
ほっとくか。
「芽衣、行くぞ」
「え、うん」
放って置いても良いの、と芽衣に聞かれるけど大丈夫と答える。
だって本当に
「……あ、兄さん待って」
大丈夫だし。
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「……、美優」
「なにー」
「何でこっちに来てるの」
妹は中学生。
学校の場所は違うんだけど……。
「忘れてた」
テヘッ、と笑いながら走り去っていった。
「行こっか?」
芽衣に促されて校門をくぐった。
・・・・・・俺の妹はバカである。
次話投稿は20日までを予定しています。




