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第3話 ★ 俺と妹、幼馴染の登校 ★

上手く書けてますか(笑)






「おーい、美優。もう時間だぞ」


家を出るのはいつも余裕を持っている。


それはどうしてか。


「兄さん、用意できたよ」


美優は部屋から小走りで駆けてくる。


「忘れ物ないのか」


「ないよ」


それを聞くと俺は鍵を閉める。


で、さっきの理由がここで現れる。


「じゃあ行くぞ」


「うん」


と言って、美優は俺の右腕にくっついてくる。


具体的に言うなら腕をからませて、もう十分大人の女性と言っても過言ではない胸を押し付けくる。


ま、まあうれしいんだよ。


でもさ。


「ねえ、美優」


「どうしたの兄さん」


「あのさ」


「うん」


「暑い」


「え」


「だから、む、胸が当たって……」


「ふふふ、兄さん照れてる」


「て、照れてない」


言い返してみるが、声が震えている時点でアウトだ。





☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆





そんな他愛もない話をしていると、タタタッと走ってくる幼馴染が走ってきた。


「ハァハァハァ……」


「おいおい、大丈夫か。それでなくても芽衣はスタミナが少ないんだから」


と言いながら俺は美優の腕の束縛から抜けてしゃがむ。


さてその先には何があるのか。


ボカッ。


頭の上にグーパンチが降ってくる。


「兄さん」


その軌跡を辿る。


グーパンチの起点には顔を真っ赤っかにした美優さんの顔。


かなりお怒りの模様。


「兄さん」


美優の声は非常に荒い。


「……そ、そんなに胸をみ、見たいんならわ、私の」


「ば、ばか」


慌てて俺は美優の口を塞ぐ。


「美優、ここは公共の場だぞ。」


「ごめんなさい」


シュンとなる美優。


反省していてくれればいいが……。


なぜか、顔を赤らめたままである。


何か、嫌な予感しかしないが、まあいいだろう。


「はあ、相変わらず恭ちゃんたち兄妹は仲がいいのね」


「それは当たり前。私と兄さんは兄妹愛で結ばれてるもの」


ブハッ。


芽衣からまるでお腹を殴られた時に出るような声を出した。


「美優、お前何言ってるんだ」


俺は半ば、いや完全に呆れながら何とか声を絞り出す。


「ありのままを言ってるだけ」


「兄妹愛ってなんだよ」


「兄と妹が愛で結ばれていること」


もう付いていけない。


芽衣もポーッと頬を赤らめている。


「兄さん」


「はい」


美優がすごい剣幕で迫ってきた。


「私のこと嫌い」


「それは……」


好きと言えば変な方向に流れる。


だからと言って嫌いでもないし。


「グスッ、兄さん私のこときらいなの」


美優が急に泣き顔になる。


「好きだよ」


つくづく甘い俺。


その証拠に美優は次の瞬間、すごい良い笑顔になる。


「わ、私のことを好きって……」


妹が恍惚の顔になる。


ほっとくか。


「芽衣、行くぞ」


「え、うん」


放って置いても良いの、と芽衣に聞かれるけど大丈夫と答える。


だって本当に


「……あ、兄さん待って」


大丈夫だし。





☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆





「……、美優」


「なにー」


「何でこっちに来てるの」


妹は中学生。


学校の場所は違うんだけど……。


「忘れてた」


テヘッ、と笑いながら走り去っていった。


「行こっか?」


芽衣に促されて校門をくぐった。






・・・・・・俺の妹はバカである。











次話投稿は20日までを予定しています。

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