PvPだそうです
戦闘描写のリベンジ!
「シリウス!ラファエル!ガブリエル!潰すぞ!潰すぞ!潰すぞ!」
「ド、どうした?そんなに怒ってて…」
「アイツを、アイツを潰せェェェ!」
「おいおい、落ち着けって」
「黙れ!この*****が!*ね!」
「おいおい、伏せ字になるような言葉を使うなよ…」
「うるさい!!まぁお前はここで終わるんだから一秒でも多く生きてたいよな!」
「(こいつってこんなゲスいのか?)違うね、終わるのはお前の方だ」
「はっ、はったりか?残念だったな、殺るぞ三人とも!」
「「「はっ!」」」
「おいおい、3対1じゃないのか?」
「あ!な、なんのことかな?」
「ふん、お前など忠実なる我ら三人で充分だ、フェイル様の手をわずらわせるまでもない」
「ふーん、ま始めようか?」
「良いだろう」
〔ただいまより、アリア率いる3人と影のPvPを開始します。両者ともに開始の言葉をどうぞ〕
「「決闘!」」
そう言うやいなや光に包まれた。
―――――――――――――――――――――――
「ここは?何かこれぞ闘技場!って感じのところだな」
目が覚めた所は、所々血のような赤いシミのついた約半径50mのタイル張りの床に、高さ5m位の圧迫感を感じる壁で囲まれた場所だった。
「お前をこの剣の錆びにしてやる!」
「あれだけフェイル様を起こらせたんだから……八つ裂きは確定ね」
「……バラす」
「おーおー、野蛮なことで、殺られるのはお前らだけどな」
「はっ!せいぜい足掻くが良いさ。開幕からフィニッシュと行こう!
「さてと、始めるか…」
ゆっくりと腰につけておいた鎌に手を伸ばす。
「「スタート!」」
その合図があったあとに、一斉に二つの剣が目の前へと飛んでくる、否飛び込んで来るのはプレーヤーだった。
「「クロススラッシュ!」」
クロススラッシュは剣を振るった所が重なるように切ると、ある程度までなら衝撃波が飛び、ゼロ距離なら大ダメージを与える技で他のプレーヤーと一緒に切っても効果があると言う、連携にはもってこいのアーツだ。当然受けてやる訳は無いので後ろへと跳ぶ。
「シャドーバレット!」
闇魔法Lv1で使える魔法を近付かないように一定の距離を保つため、牽制目的で打つ。――――が
「居合い切り!」
「なっ!」
後ろを気にしていなくて、回り込まれていることに気付かずに思い切り、アーツを食らう。
「クソッ!!影移動!」
だが、その場に止まるわけにも行かず、影使いを応用してその場から動く。
「はぁ、先にダメージを食らったか…なら仕返しだ!ウエポンエンチャントダーク!」
闇魔法で武器に攻撃力増加を加える、そして
「サークルスラッシュ!解放!」
二回転しながら鎌を振るう、囲まれたときに最適なアーツを使う、だが近距離専用アーツなので届く筈がない、そこで解放が重要になってくる、実はエンチャント系の魔法は解除時に少し衝撃波が生まれることに気づいた、そこで勢いをつけてやると、
「ガハッ!!!」
ザシュッ!ザシュッ!
刃になって空中を飛んでいくのだ。
「はっ!どうだい?これで連携は難しくなった筈だ!」
「………いや、まだバラしてないから………剣舞!」
どうやら俺は背中が常にがら空きらしいな……
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