待ち合わせだそうです
4/28日Intがないことを指摘されたので、ステータスにIntを追加しました。ド忘れしてました指摘ありがとうございます。後この話は二百話ヲ目的としています!
2/8日編集。
僕は自分がスポーンした台の様な物の上に座って足をぶらぶらと振りながら、誰か来ないか待っていた。
「暇だな~、誰も来ないしな~もう全部の隠しキャラでててもう来ないんじゃないかな~?」
僕は今まで誰か来ないか見ていたが長い間(※5分)誰も来なくてそろそろ出ていこうと思い始めていた。
「思い立ったが吉日、そうなればさっさとここから出ますかな?」
のらりくらりと階段を降りていく。都会に来たばかりの人みたいにキョロキョロと周りを見ていると、隅っこの方に何かあった。
「ん?あそこって、武器防具みたいなのが転がってるけどただのオブジェクトなのかな?」
少し小走りで近寄って見るとやはり武器防具の様だった。僕はその中からいい感じの小刀を引っ張ると…
〔武器 暗殺者の小刀 を入手しました。現在この場で採取可能回数は4回です。〕
「お!ラッキー♪でも限界まではやったら嫌な予感がするし、またここに来た時にでも拾いますかな」
そう言ってまた、薄暗い祭壇の下の方にある明るい道へと足を進めた。
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梯子を登って少し重い蓋を開けると、ショッピングモールの様に賑わう広場に出てきた。
「始めの街はここなのかな?太陽がとても眩しいなぁ」
何故かマンホールのような物の中から出てきた僕はそう呟きながら歩いていた。
出てくるときに近くにいた人が「何やってんだお前は」って目をしてたけど気にしないキニシナイ……。
目の前で他のプレーヤー達が待ち合わせていたようで、何か談笑している。………って待ち合わせ?
「あっ!あいつらとの待ち合わせ忘れてた!ヤバいぞっ!!!」
スキル【疾走】を使うことにより強化した足を使い、かなり急いで広場を目指す。
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァァァァ!!!」
謎の掛け声で両手両足を振って走る!走る!走るッ!
「チクショーッ!お前もなのかァッ御影ェ!!!」
大声を上げながら走っていると、いつもよく聞く声を上げ、HP的な意味でのダメージの無い蹴りが横から飛んできた。
しかしダメージは無くても衝撃は来るので本気の蹴りが決まれば……
「ガフッ!!!」
もちろん吹っ飛ぶに決まっている。
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なんと言うかやはり蹴りを飛ばしたのは誠だったようだ。僕は誠を地面に正座させて目の前に仁王立ちする。
「さて、何か言うことは有りませんか?有りませんね?よろしい、ならば戦争です。表に出ろよこの野郎!」
「ちょっとまてぇぇぇ!」
君が泣くまで僕は戦うのを止めないからなッ!絶許(絶対に許さないの略)だかんな!
そうして誠といがみ合っていると、後ろに天使の格好の女プレーヤーが降り立った。そしてその華奢な体には釣り合わない様なサイズのハンマーを振り上げて、
「七大天使のウリエルの名に懸けて、制裁です!罰を受けなさい…ってあれ?御影と誠?」
どうやら此方は杏の様だった。ロールプレイかな?良し!後でそれをネタにいじってやろう!
その時僕は悪巧みしていて気付かなかったが、誠の方は気付いていた。
「ちょっ!ストップ!!杏!!そのハンマースタァァァァァップ!!!!!!」
―――――迫り来る杏の罰に。