死神+アサシンの廃人話
今回は少しね、文字数を増やしてみたよ!
どっちの方が良いでしょうか?
後、サブタイトルを一貫した物にするのに疲れた。
時は進み襲撃イベント一日前
第四の街北東にある高レベルモンスターのはびこる廃鉱跡地。
ここで桐谷御影は四日間の不眠プレイで攻略組、廃人プレーヤーを圧倒的に引き離したレベルに達していた。
「あ、あのそろそろ休まれた方が…」
ザクッ…ブチッ…バキッ…ドゴシャッ…
廃鉱跡地のモンスター達が切り裂かれ、引きちぎられ、殴り飛ばされ、潰される音が廃鉱跡地内に響く。
「や、休んで下さい!」
ランシェが番傘の先端で後頭部を突く。
すると衝撃で気絶したのか糸が切れたように倒れこむ。
そこには目の下は酷い隈が、肌は髪の毛と同じように白く…いや生気が抜けたような青白いようにも見える。
四日間も完徹してしまえばこうなるのも頷ける。
別にゲームをしなければ死んでしまう等と言う、泳がなければ死ぬマグロのようになったわけではない。ただただ御影の性格に、負けず嫌いそれも度を越えた物が無ければならなかったのだろう。
バトルコロシアムでみたレベルの高さ、未知のスキル等の影響で確実に勝ちに行こうとした。
ステージを変え、モンスターを変え、レベリングの方法を変えてステータスを上げていた。
御影の今のレベルは20台から70台まで上がった。四日間の50台が一番レベルが高いことから異常なことだと分かる。
「背負って帰りましょうか…」
いつも凛としているランシェも、主がぐったりとしているために雨に打たれた野良犬のような雰囲気を出していた。
▲▽▲▽
「ここは…?」
むくりと自室のベッドから起き上がる。
ランシェが背負って帰っている内に強制ログアウトの時間になり、ログアウトしたのちに眠っていた。
「体がだるいな…寝すぎたか?」
日付は1日程たって次の日、つまりイベント当日である。だが、
「腹ペコだな…食事をしっかりとって、風呂にゆっくりつかって、ある程度休んだらログインしよう 」
そう言ってフローリングの床をぺたぺたと歩く、少し埃っぽく所々白くなっていた。
「掃除もしなくちゃだな…」
今日のスケジュールを少し増やした事を考えながら、自分で打った包丁を使って簡単ながら栄養の偏ってない食事を作る。
「いただきます」
一人には大きすぎるテーブルの上に作った料理を並べ、一人で使うには多い椅子の一つに腰掛けて食べる。
食べ終われば、料理の片手間に沸かしておいた風呂に浸かり、歯を磨く。
「あれ…?」
歯を磨く最中に鏡を見たら、そこにはVRMMOでのアバターのような白い髪に、赤い目になっていた。
「え?俺はゲームをしている間にアルビノにでもなったのか?」
急いで太陽の光を浴びるために、窓を開けテラスに出る。しかし、体に異変はなくや焼けるなどもっての他だった。
「?ストレスで変なものでも見てるのかな?ハハッ中二病かよ、いや高校生だし高二病か?」
疲れているのだと決めつけて、一時間ほど休んだ。