死神+アサシンの衣服作成話
減っ……た?
イベント告知のメールが届いてから沢山のプレーヤー達がレベリングをしている時、敵になる桐谷神影プレーヤーname影はというと。
「やはり魔改造したら中2病的な何かが疼くな…」
目の前にはマネキンに着させた『魔改造・常闇の外套』を見ている。デザインはまず顔の半分を覆う襟にフード、そのどちらともに漆黒狼の牙を付け中々痛々しい物になり、鳩尾の辺りにゲームでしか出ないような大粒のルビーを付けてそこから『天』のように見える白いラインが肩を真横を横腹を通っている。袖は長く伸ばし手の甲が半分程覗ける位でそこには軽量鋼で作った手甲が見え隠れしている。そして全体的に黒い、ルビーだけが赤く爛々と光っているがそれ以外は黒く暗い。着やすさは中々だが前がボタンやジッパー等開けるようにはなっていないため脱ぎにくい。丈は地に引きずられるほど長い。そしてこれを白髪の男(目の下に涙のように下へ伸びる黒い線付き)が着たらどうだろうか?
「中2病患者ですねありがとうございます」
大きく溜め息を付く、これに鎌が武器だ落ち込むのも道理だろう。
「あ!そう言えばNPC結晶から出てきた女の子の服、買ったけどあげる前に戦闘用に作り替えとこう」
たしか俺が見たのは姫カットの女の子だったからな~、と呟きながら裁縫道具を取り出していく。
「着物を作ろう。黒髪の女の子だし着物着せたいな!」
そう言って、買ってきたワンピースやブラウス、カーディガン等をほどいていく。
「まだまだ漆黒狼の毛が残ってるし、1着作っちゃおうかな?
そう言って、神ノ鍛冶の内の裁縫を発動させる。
「マニュアル、セミオート、オート、かぁ…マニュアルで作り上げよう」
まず漆黒狼の毛を揃えて綺麗に洗う。
洗い終わったら1本1本を技能『接合』で繋げ長い糸にする。
――『漆黒狼の上質な糸』×400を入手しました。
そして、ほどいた糸と一緒に縫い上げていく。勿論だが振り袖を作り上げる。
これで大体の形は出来上がったが、これでは戦闘用に用いれば即糸屑へと変わるだろう。そこで糸のように伸ばした軽量鋼を糸のように織り込んでいく。
さらに鞣した漆黒狼の皮を裏地に用いて、裏まで凝った物にする。
最後に見栄えで金や銀を糸にして織り込んでいき、腰帯も作れば完成、ッと。
R 妖艶なる黒き着物【黒百合】評価A
効果 Vit+120
プレーヤー影が丁寧に作り上げた、フルオーダーメイド品。金や銀のラインに白い糸で縫い上げた華等可憐な1着。着る人を選ぶが良い人が着れば艶かしさと美しさの黄金比み見れること間違い無し。
R 腰帯・真黒 評価A
効果 耐久消費減少
プレーヤーname影のフルオーダーメイド品。腰を引き締め、スタイルが露になる帯。金や銀のラインで彩られ、芸術性にも優れている。
HN 下駄(補強:鉄) 評価B
効果 Agi+80
木で作られた下駄。中々丈夫だが歯の部分を鉄で補強したため、強度が増している。
「上々の出来栄え♪さてとどんな感じなのかな?」
少し妄想をしながらトリップしていた。
お気に入りが600人突破!やったね!これからもプロット何てボッシュート、計画性?ナニソレオイシイノ?な、小説を楽しんでくれると嬉しいです。