ボス討伐に行くんだそうです
ごめんなさい、私にはこんな短めの文しか書けない程度の精神力しかありませんでした。もう中学校って疲れる…、その代わり次で頑張ります。
「ボス討伐!!殺ってやりますか!」
あの後、買い物から帰ってすぐにログインした。内心勝てるかどうかでワクワクしながら。
「まずは移動を兼ねて死属性魔法の火力を確認しておこう」
気持ち早い位で、ボスがいるという森の奥へ歩いていった。
―――――――――――――――――――――――
「さてと、調度良いところに敵MOBが向かってくるな、よし食らえ『苦の楔』!」
苦の楔は、死属性魔法Lv1で使える魔法。二十分の一の確率で即死効果。
「グァ、ァ、ァ……」
目の前の敵は、赤黒い杭の様なものが地面から生えてきて、体にメッタ刺しにして敵に泡をふかせながらHPを一気に削った。
「あ、これは序盤に手に入れて良い物じゃないわ。絶対にこれは序盤に手に入れてたらおかしい奴だ……………俺だけど」
凄いリアルだし、泡吹いたし、メッタ刺しだし、知らずに使ったり見たりしたらトラウマ物だな…
自分でやっておきながらあきれていると、一寸先は闇を体現したような入り口のある門があった。
「門は中に似合わず明るい色だな~、さてと暗闇……すぐにつけば良いな」
そう言い、門をくぐった。
―――――――――――――――――――――――
一面に広がる草原、所々覗く背の高い岩、空は雲一つない晴天、その景色が暗闇の向こうにはあった。だが見とれていては何処から敵襲が来るか分からないため、考えた必勝方を実行することにした。
「掲示板には狼って書いてあったから、頑張って小さいけど同じ形の敵MOBでやったんだよなー」
誰に向けて言ったわけでもない独り言を呟き、スキル『暗殺者』の隠密を発動させる。
さてと、知らない内に倒してやるよ。
死属性魔法はやっててチート過ぎるとは思いましたが、後悔はしてません。いつかこの能力が仇になるような敵を作ります。