プロローグだそうです
12/6日編集
最近話題になっている『VRMMO』つまり仮想現実大規模多人数オンラインのことだ。ここ最近の地球の科学が急速に発達そして実現にこぎつけた、これはそのVRMMOのゲームの1つ『true memorys online』という、ファンタジー物のゲームで、街の存亡を掛けた大きなイベントから御使い等の小さなイベントまでtrueendとbadendが設定されているやりごたえ満載なゲームだ。そんな1つのゲームから物語は始まった。
「神影~あれ買ったか~?」
夕陽が眩しい帰路の途中に、幼馴染みの堺誠がゲームを買ったのかと訪ねてきた。
「勿論だ。CMでも大々的に宣伝されてたしな、それよりもどんなキャラが良い?」
「俺はwiki見たけどシークレットキャラが居るっぽいしそいつになれると良いな」
「へぇ…僕もなりたいものだ、そうだ!どっちがなれるか勝負するか?」
「良いだろう、乗った!」
「せいぜい吠え面かかないようにしろよ~?」
僕、桐谷 神影は今話題のVRMMOの話をしている、全国同時スタートでいいプレーヤーは他のゲームでもテスターとして雇われるとかどうとかで、クラスも大体はその話をしている。
「しかしな、どういうキャラが居るのかね?」
「あれじゃね?隠す位だし強いんだろ。やっぱり天使と悪魔とかじゃね?」
「ム!ならば僕は中二病…いや、高校生だから高二病心くすぐる神々の隠しキャラを予想する!」
「何?天使と悪魔だろ!」
「神々に決まっt「不毛な争いは止めなさいッ!」
ガツンッ! ドシャッ
「oh…楠木さんこれはこれはみごとな踵落としで」
「誠もよっ!」
今、僕と誠の頭に踵落としをブチ込んだのは、楠木 杏奈で幼馴染みでもある。
女子の平均身長よりもかなり高い身長がコンプレックスであり特に足が長い、彼女は強力な脚力があるため長い足での蹴りはさながら鞭のようだ、とここで言っておく。
髪は茶髪のロングヘアーで、茶色いビー玉のように透き通る目をもっていて普通にかなり可愛い、背が低ければ愛玩動物が如く可愛がられたであろう。しかしメンドクサイヤツで僕達がちょっと争ってると跳んできて頭に踵を落とす。そういう女子だ。
ちなみに誠は黒髪のザ・スポーツマンといった風貌で、かなり筋肉質のイケメンだ。背も高く人望もカリスマもあるため生徒会に入っていてかなり評判が良い。身長も高く恐らく180はあるはずだ。
俺はあまり鏡を見てないから分からないが強いて言うなら色白で結構細身だ。髪は腰まで伸ばしてるが別に女装趣味があるから伸ばしてるのでは無く、市場とかで結構サービスしてくれるからである。身長は低い。160程しかないため、 の二人と並ぶと幼馴染みや同級生ではなく弟にしか見えない。かなりコンプレックスだ。
「おい、杏。俺の頭の上の足をどけろ」
杏は誠に踵落としを決めてから足を退かすこと無くこちらを向いて話し掛ける。よく見ると乗せている足に全体重をかけているようだ。
「それよりも私はキャラを獣人にしようと思うんだけど君らは?」
「あぁ、俺らはランダムにしようと思う―――――って!話をそらすな!」
「チッ」
誠…踏まれてるのはお前自身なんだから忘れるなよ…。それと杏、その舌打ちは何だ。
「おい、怒るぞ」
「やってみれば?」
マジでキレる五秒前だ。しかし気付かずほーれほれと挑発している、マジで止めろ。ほら、そこの親子も怪訝な面持ちでこっちを見てるんだぞ?
「まぁまぁ落ち着け落ち着け、あとのことはゲームでな」
そう言って僕は二人を引き離す。杏は渋々と足を退かし、誠は踏まれてた所を押さえながら片手で砂を払い、立ち上がった。
「そうだな、じゃあ7時にゲーム内の中央広場でな」
「りょーかい」「分かったわ」
そう言って僕達は足を帰路へと進めた。
みんなトッププレーヤーを目指して。