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セブンスコード  作者: 立花唯
2/4

chapter2

「にゃっ!?」

あたしは体育館へいく階段の途中で滑り、こけかける。ここの学校は無駄に階段が長いので、こけると大惨事だ。気を付けなければ・・・。

「梓、大丈夫!?」

瑞希はあわててあたしに駆け寄る。

「大丈夫だよっ、滑っただけだし。」

「ごめんね、あたしのせ・・・」

瑞希は何かをいいかけ、ハッと我に帰った顔になる。

「瑞希・・・どした?」

あたしが顔を除きこむと瑞希は笑顔を作り、「何でもないよ」と答えた。



「んもーーっ、校長の話長すぎっ!耐えられるかーっ!」

蓮くんは下校中、背伸びをしながら言った。

「まあまあ」

瑞希は蓮くんをなだめるように言う。

「そういえばさっ、瑞希のお兄ちゃん、ここの学校だよね?」

「あ、うん・・・」

「たしか・・・悠紀くんだっけ?」

蓮くんが思いだし、言った。そうそう、瑞希のお兄ちゃんは村田悠紀くんだ。ちょっと変人で中二病でかなーり、Sな・・・。

「あ、もう先輩だった!」

「あはは、そんなのいいよ。」

あたしたちはこのあとも楽しい会話をしながら三人で帰った。



「うぉっ!?」

朝、下駄箱を開けるとそこにはよに言う・・・ラブレターというようなやつが入っていた。

「えっ、梓それって・・・!?」

瑞希が後ろから大きな声でいったので、ビックリして回りがビックリするほど大きな声で叫んでしまった。

「れ、蓮くんには言わないでっ!」

あたしはすぐさま瑞希を口止めする。瑞希は一瞬頭に?をつけた。

「なんで?」

「だって、絶対蓮くんひやかしてくるじゃんっ。目に見えるよ・・・。」

「あは、確かに・・・」

瑞希は納得した笑顔で笑った。

あたしはとりあえず、ラブレターらしき紙を見た。中には、「始めてみたときから君の事が気になっています。もしよければ、今日の放課後、裏庭まで来てください」と書かれていた。呼び出されてしまったので、今日は瑞希たちと帰れない。あとで、瑞希に言っておこう・・・。


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