桜田波美里亜シリーズ いえ、違います(二百文字小説) 作者: りったんばっこん 掲載日:2014/01/02 桜田(さくらだ)波美里亜(はみりあ)はまた仕事をクビになり、見知らぬ山に来て彷徨い歩いていると、カンカンと耳触りのいい音が聞こえて来た。 音のする場所に行くと白装束の老人が弟子らしき若い男と真っ赤に焼けた鉄を打っていた。 老人は鎚(つち)を振り上げた時、足を挫いてしまい、叩けなくなった。 見かねた波美里亜が代わりに素手で鉄を叩いて延ばしたので、 「金屋子神(かなやごかみ)様ですね!」 鍛冶の神と間違われた。 ということでした。