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91.情報入手!神に仕える者の集い!

 リザベラ先輩やエリーさん達と賑やかな昼食を終えると、昼休みは丁度過ぎてしまった。そして午後の授業となる。机に張り付き、授業に集中。そんなこんなで、すぐさま放課後となった。

 俺は用事もないので帰ろうと支度をする。そこに、教室の外から声が掛かった。


 「ヤシキくん。話があるんだが、構わないか。」

 

 声の主はオッヘルくんだった。彼は真剣な表情でこちらを向いている。


 「勿論。平気だよ。」

 「良かった。それじゃあ、付いてきてくれるかい。なるべく人気のない所が良い。」

 「ひ、人の少ない所に連れ込んでどうするつもり!?」

 「どうもしない!人聞きの悪いことを言わないでくれ!」


 なんてふざけていると、オッヘルくんが話した人気のない場所へと着く。わざわざ校舎を出て、影の落ちる場所。そこがオッヘルくんの選んだ所だ。

 立ち止まった彼は開口一番にこう言う。


 「ヤシキくん。君は神について知りたがっていたね。故に、聞こう。もし神に会えると言うなら、どうする?」

 

 オッヘルくんの言葉に思考が停止しかける。神に会えるならどうするか。そんな質問をするということは、あてがあるのだろう。

 考えてみれば、彼は神に直接仕える人間。何か情報を持っていてもおかしくはない。俺は慎重に答える。


 「…………会えるなら、俺は、会いたい。」

 「そうかい。……なら、朗報だね。近日、神に仕える者たちが拾集を掛けられた。その日ならば、神に謁見できる。」


 思わず息が詰まる。神に会える。そう思うと、様々な感情が胸を走った。

 神には伝えたいことも、したいことも山程あるのだ。以前なら彼を殴り、呪いについて問い詰めることだけだったが、今は違う。彼の出自を知って、彼を慕う人間を知った。だからこそ、伝えたいことがあるんだ。


 「教えてくれてありがとうオッヘルくん。………でも、良いの?」

 「あぁ。君は僕の友人なんだ。これしきのことは教えたかった。だが、先に謝らせてほしい。」

 

 微笑んだかと思うと、オッヘルくんの表情は石像のように固くなる。


 「もし君が神と戦うことになれば、僕は相対することになるだろう。」

 「…………うん。分かった。でも、謝る必要はないよ。オッヘルくんが神様を信仰してることは知ってるから。俺が、それに口出しする権利はないし。」

 

 むしろ有難さすらある。こうして事前に話すのは、オッヘルくんなりの誠意なのだろう。それ故、彼は苦しい顔をしているのが中々難儀だが。

 なるべく彼が気負ってしまわないように、明るく口を開く。


 「俺、他の人にも伝えてくるね。作戦を練らなきゃ。」

 「あぁ。」

 「もし、戦うことになっても全力で行くからね。」


 俺の言葉に、オッヘルくんは目を見開いて頷く。


 「………………あぁ。僕も、オリヴァ家の人間として全力でいかせてもらおう。」

 「勿論!じゃあね!」


 別れを告げて校舎を目指す。先ずは、先生やエリーさんにこの事を伝えなければ。


 

 

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