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剣神になったけど本当は魔法に憧れてたので魔法使いに転生します  作者: A’s
〜二年生〜

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目標設定


【主要人物紹介】

ラウ

 剣神シンから転生した少年。

 魔法学校の二年生。

ナタリー

 ラウの幼馴染。

 一緒に入学するために王都へ来た。

ビスタ

 ユーフィリアスの長女で王女。

 ラウとナタリーの同級生。



ラウは悩んでいた。


ナタリーのやりたい事は分かった。

では自分のやりたい事は何なのだろう。


皆での食事を終え、

部屋に戻ったラウは

考え込んでしまった。


とりあえずやりたい事を

箇条書きにして考えてみる。


①自分の為の人生にする

②学生生活を楽しむ

③魔法をマスターする


我ながら呆れてしまう。

何一つ具体的なものがない。

まるで小学生の目標だ。


これでは客観的に達成と

分かる事が何一つない。

良い目標とは達成が

客観視しても分かるものだ。

前回の人生では魔王を倒す、という

分かりやすい目標があり

それを達成したから後悔がないのだ。


これはまずい。

ひとつひとつ具体的にしていこう。


ラウは決意する。


新しいノートを取り出すと

表紙に「目標達成ノート」と書く。


まず一つ目から具体的にしていこう。

それぞれの目標に客観視できることを書く。


①自分の為の人生にする

・敵から自分や大事な人の身を守る

・戦闘や病気で死なない

・結婚して子供をつくる

・家族を大切にする

・②③を達成する


②学生生活を楽しむ

・友達を5人以上つくる

・成績で1組を維持する

・恋愛を経験する


③魔法をマスターする


ここで筆が止まる。

③番に書けることがない。


目標を立てる上で大事なことは

実現可能であるという事だ。


入学当初、イリスを超える、

と息巻いていた事もあった。


しかし魔法を学び現実をみると

ある分野のみで超える事は可能でも

イリスを超える魔法使いになる

という事はまるで不可能に思えた。

となると分野を絞る必要がある。


だがここで問題に突き当たる。

学校で学んでいる以外の分野が

分からなかった。


そしておそらく学校で学んでいる事で

イリスを超える事は不可能だ。

そもそもイリスを超えて何がしたい?


セルマから質問された時も

答えに詰まってしまった理由が

ここにあった。


自分は魔法を学んで

一体何がしたいのだ?


ラウはまず現時点での

目標を定める事にした。


しかしそれをするには魔法に

対する知識が足りない。


そう感じたラウは師匠に

相談することにした。




それから数日が経った。


相変わらずビスタはセキトにべったりだ。

今日も赤竜トラベルに行くらしい。

セキトも楽しそうで安心した。


ナタリーはあれから約束通り

毎朝の朝から祈りに行っていた。

昨日帰ってきて嬉しそうに話していたが

今日はそのままソフィアに

指導してもらうようだ。


ナタリーがいないので

ラウも今日こそ師匠に

相談してみることにする。


相変わらず賑やかな朝食を終えると

それぞれ準備に取り掛かった。


「ラウは今日は何するの?」


「イリス校長に

 相談に乗ってもらおうと思う。」


ナタリーに何も隠さないと決めたラウは

イリスが師匠であることを告げていた。


しかしナタリーの反応は

意外なものだった。


だからパートナーに選ばれたのね、

と一言言っただけだった。


「何か悩んでいるの?

 私も相談に乗りたいけど。」


「ありがとう。

 でも魔法の事だから

 師匠に相談したいんだ」


「そう。」


「でもそれ以外の事は

 ナタリーに一番最初に相談するね」


「うん。そうして!」


少し暗くなった顔を明るくして

ナタリーはいつもの笑顔に戻る。


「「それじゃあまた夜ね!」」


皆で最近お約束の挨拶をして

それぞれの行先に別れた。




「ん、ラウ。おはよ。」


ラウが校長室に転送呪文で現れると

すでにイリス校長は机に座っていた。


「師匠、おはようございます」


挨拶をして、本題に入る。


「今日は相談に乗ってもらえませんか?」

「いいよ、なに?」


相変わらずぶっきらぼうだ。

それから色々な魔法について聞きながら

自分が身に付けたい分野を探っていく。


ある程度の方向性は決まっていた。

剣で出来ない事、だ。


イリスは言葉が足りない事が多いので

なかなか要領を得ず、聞き直すことも

しばしばあったが少し見えてきた。


・転送

マスターすればあらゆるところに

一瞬で移動出来る。

目下練習中だ。


・治癒

僧侶と違い、ある程度の傷しか治せないが

使えると使えないでは大きく違う。

身に付けたい事の一つだ。


・ディスペル

拘束魔法等の持続性魔法を

解除することが出来る。

発動速度次第で攻撃魔法にも応用可。


・テイム

実はレアらしく、イリスでさえ

使えないらしい。

ラウはなぜかドラゴンをテイムしている。


・変身

姿を変える魔法は存在しないらしい。

しかしセキトは姿を変えている。

ドラゴンのみが使えるのか?



とりあえず身に付けたい魔法は

こんなものだろうか。


「師匠、ありがとうございました」


なんとかいくつかの目標が出来た。


「ん。いつでも。

 私が答えられることなら。」


学校を設立するくらいだ。

本来教える事は好きなのだろう。


「では今日の修行を始める。」


その後はいつもの通り

転送魔法の修行から始め

しっかり鍛えてもらった。


今回もお読みいただきありがとうございます。


いいね、ブックマーク、コメント頂けたら嬉しいです。

励みになります。


基本的には土日祝を除く月~金の昼に更新します。

次回もよろしくお願いします。

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