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剣神になったけど本当は魔法に憧れてたので魔法使いに転生します  作者: A’s
〜二年生〜

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希望と多忙


【主要人物紹介】

ラウ

 剣神シンから転生した少年。

 魔法学校の二年生。

ナタリー

 ラウの幼馴染。

 一緒に入学するために王都へ来た。

ビスタ

 ユーフィリアスの長女で王女。

 ラウとナタリーの同級生。



それからのラウの週末は

本当に忙しかった。


休みの2日の内、

1日はイリスに師事して修行していた。


修行内容は基本的な魔法技術の向上と

転送魔法の練習が主だった。


そもそもイリスに師事したのは

転送魔法をマスターしたかったからだ。


すでに転送陣を使った転送魔法は

マスターしていた。


しかし、陣無しの転送魔法は

確実にレベルが違っていた。

それでも魔法をマスター出来れば

イリスと同じ様に自分や仲間を

自由に転送できる。


それは移動手段を考える必要が

基本的になくなるという事を

意味している。


ラウが魔法に憧れる意味の一つだ。

早くマスターしたかったが

もう少しかかりそうだった。


そして休みのもう1日は

セルマへの剣の指導と、

暗黒竜の調査を行っていた。


シンの弟であるセルマは

ラウの指導の甲斐もあり

かなりの腕前になってきていた。


おそらく剣の腕のみであれば

メディア校長を凌ぐ。

あとはラウの数々の技を使うため

魔力の操作を覚える必要があった。

しかしセルマはあまり魔法の才能が

ある方ではなかった。


最近の稽古の半分は

魔法の指導になっていた。

ラウ自身、魔法を意識してから

技のメカニズムを理解してきていた。

魔力を操作出来れば、

セルマもいずれ

技を身に付けられるだろう。


そして、もう一つの暗黒竜の調査は

このところ全く進展がなかった。

ナタリーはラウより多くの時間を

割いてくれているのだが

それでも新しい情報はない。


アルバイトを辞めたナタリーも

調査に尽力してくれていたが

今のところ成果はそれほどない。


ナタリーはナタリーで忙しいのも

理由の一つだった。


なぜか最近のナタリーは

以前にも増して勉強熱心だった。

何か思う事があるのだろう。


ラウがセルマに指導している日は

ビスタと時にはセキトと

色々な場所に行っているらしい。


本人は息抜きと言っていた。


そのおかげもあってか

最近のビスタはすこぶる機嫌がいい。


そしてそれは赤竜トラベルの準備に

いい影響を及ぼしていた。


馬車ギルドや商人ギルドとの折衝は

ビスタが引き受けてくれていた。

ギルド長ともなれば

ビスタを知っているのだろう。

事務所用の物件も探してくれている。


それぞれ忙しくしているが

もうすぐそれも多少緩和するだろう。


学校が夏休みに入るのだ。



「ラウ達は夏休みはどうするの?」


ラウ、ナタリー、ビスタと

アストン、オルフェの5人で

昼食をとっていた時ビスタが言った。


「そうだなー、僕は学校に残るかな」

「私もそうするよ。」


もちろんナタリーとは、

夏休みに学校に残る事は相談済みだった。


故郷のフォーレ村には

転送陣で何日か帰る事にしていたが

暗黒竜について調べなくてはならない。


「そうなのね!

 それなら赤竜トラベルも進められるね!」


ビスタは嬉しそうだ。

当然ビスタはお城(じっか)に帰るが

そこは魔法学園の目と鼻の先だ。


「アストンとオルフェは?」


「僕は田舎に帰るよ。」

「私も田舎に帰る。」


実はこの二人、全く違う地方だが

両方とも海に近くの町の出身だ。


アストンはジグロスの南西のキャスフィル

オルフェは南東のスリーベイという

それぞれ港町の出身だった。


同じような田舎の港町出身というので

気質があうのだろう。

二人が仲良くなるのに一役買っていた。


「そうなのね!

 それじゃあさ、

 赤竜トラベルのお試ししてみない?」


最近のビスタは

さながら赤竜トラベルの役員兼

セキトのマネージャーだ。

ありがたいことに楽しそうに

赤竜トラベルの立上げ業務をこなしている。


「え?いいの?」

「え?それはたすかるかも。」


二人の故郷は馬車で1週間位かかるので

往復するとほぼ2週間かかる。


セキトなら数時間で着くだろう。


「それはいいね」


ラウも話を進める。


「モニターになってもらおう」


「「モニターって?」」


皆が口をそろえて言う。


「モニターってお試しのお客様のことで

 無料で試す代わりに感想や改善点を

 お客さんの立場で言ってくれる人の事だよ」


「へー。じゃあ俺モニターやるよ!」

「私も!!」


本当は友達からお金は取れないので

どうしようか悩んでいたが丁度いい。


「今ならモニターには

 年に3回まで無料で乗れる

 チケットをプレゼント中なんだ」


「「えええ?!お得!!」」


かなり出血大サービスだが

モニターはこの二人だけなので

大丈夫だろう。


誰もが胸を躍らせる夏休みが

来ようとしていた。


今回もお読みいただきありがとうございます。


いいね、ブックマーク、コメント頂けたら嬉しいです。

励みになります。


基本的には土日祝を除く月~金の昼に更新します。

次回もよろしくお願いします。

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