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剣神になったけど本当は魔法に憧れてたので魔法使いに転生します  作者: A’s
〜魔法学校一年生〜

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試験結果


【主要人物紹介】

ラウ

 剣神シンから転生した少年。

 魔法学校の一年生。

ナタリー

 ラウの幼馴染。

 一緒に入学するために王都へ来た。

ビスタ

 ユーフィリアスの長女で王女。

 ラウとナタリーの同級生。



ラウの試験はおおむねうまくいった。


学科試験は

アルバイトを休んで励んだナタリーと共に

かなりの時間を費やした効果も出ていた。


特筆すべきは実技試験だった。


イリスの教えはさすがの一言で

ラウが自覚出来るほどの上達だった。


この分なら卒業まで試験で困る事はないだろう

と実感できる程だった。



試験期間も終わり、日常が戻る。

今日は順位発表の日だ。


「二人はどうだった?」


自信なさそうにアストンが話しかけてきた。


「上出来だと思うよ」


ラウが返すとナタリーが言う。


「私は一つ自信ない所があったわ。

 でもテストの後確認したら

 正解で良かった!」


おそらく全て満点だろうと

皆とは違う次元の話をしている。

オルフェが呆れたように言う。


「ナタリーは凄いわ。

 私達は2位を狙うしかなさそうね。」


「私は1位を狙っているわ。

 だって最初から諦めたら成長しないもの。」


ビスタが割って入る。

さすがユーフィリアスの娘だ。


そんな会話をしながら、

順位発表が張り出されている食堂に行く。


「まずは学科試験からね。」


満点を確認したくて仕方ないナタリーは

結果が出るのが待ち遠しいのだろう。

試験が終わってからしきりに気にしていた。


学科試験の結果はほぼ予想通りだった。


<学科試験結果>

以下は7教科の合計による順位


1位 ナタリー ジョリ       700

2位 ラウディース マルテル    685

3位 ビスタ ランベール      680

4位 ソレイユ ユピテル      672

5位 オルフェリア ムーラン    668

8位 アストン マイヤー      643


「やった!

 全部満点!!」


ナタリーが飛び跳ねて喜ぶ。


「あーあ。僕は8位かぁ。」


落ち込むアストンだが

一学年200名以上いる中での

8位なのだから充分凄い。


ラウも2位になれたのは、

ナタリーの処理能力によるところが

大きいのは分かっていた。


テストの問題はことごとく

ナタリーがポイントとした所だった。


「それじゃあ実技試験の結果ね」


満点の結果に満足したのか

実技の結果を見に行く

ナタリーの足取りは軽い。


<実技試験結果>

100点満点による評価順位


1位 ラウディース マルテル   100

2位 ナタリー ジョリ      99   

3位 ソレイユ ユピテル     95

3位 アストン マイヤー     95

10位 オルフェリア ムーラン   86


「やった!

 ソルと同じで3位だ!!」


放課後の練習を誰よりも、

(ラウを除いてだが)

やっていたアストンが喜んでいる。


ラウは順表の横に貼ってある紙を見た。

残念ながら毎年10名程度の退学者がいる。

今年も8名の退学者の名前が書いてあった。


その中に気になる名前を見つけた。

<クロエ ラクロワ>

オルフェに絡んできたグループの

リーダー格の女子だった。


ちょうどクロエがその発表を見に来ていた。


「なぜ私が・・・」


目の前の事が信じられないのか

ある程度予想していたのか

騒ぐというよりショックを受けていた。


「平民風情が合格してるのに

 なぜ貴族の私が・・・」


腰巾着のルイーズとアルマが

必死で慰めているが

彼女たちの名前は退学者にないので

むしろ逆効果だろう。


「ほっておいて!」


クロエは二人を振り切って

どこかへ行ってしまった。



それから春休みまでの数日は

次の学年までの話で持ちきりだった。


ただ、やはり気になるのは退学者だ。

すでに寮を引き払い出て行った生徒もいる。

名残惜しいのか学園最後の数日を

寮で過ごしている生徒もいた。


共通しているのは皆一様に

落ち込んでいる事だった。

当然だろう。


中でもクロエの落ち込み様は

好感を持っていないラウでさえ

同情してしまう程だった。


最上位クラスから落ちるだけならまだしも

退学になってしまったのだ。

落ち込むのは分かる。


もっとも他の事に気を取られていたとも言える。

平民を敵視する事に集中した結果で

自業自得の部分はあった。


廊下ですれ違ったときは


「これは何かの間違いよ・・・

 私が退学なんてありえない・・・」


ぶつぶつ言っていた。


クロエの様子は日に日に

おかしくなっていった。

もはや誰も近付くものはいない。


終業式の前日に

クロエが寮から出て行った時も

見送りは数名だったようだ。


彼女が出て行ってからは

皆、残念がるというよりは

安心した感じだった。


もう一度何か仕掛けてくるかもしれないという

ラウの予想に反して

クロエはおとなしく出て行ったらしい。



次の日。

何事もなく終業式が終わった。


休みは3週間あるので

殆どの生徒が田舎に帰るようだが

中には寮で予習をする生徒もいる。


ラウとナタリーも、明日には

セキトに乗せてもらって

フォーレ村に帰る事にしていた。


今日は挨拶もかねて

ナタリーはペリエさんの本屋に

アルバイトだ。


ラウはその間に荷造りをしていた。

久しぶりのフォーレ村だ。

父や母、村の皆は元気だろうか。


田舎に思いをはせながら荷造りしていると

昼を過ぎていたので

そろそろ昼食にしようとした時だった。


ラウの絆の腕輪が赤く光った。

それはナタリーからの危機の知らせだった。


今回もお読みいただきありがとうございます。

お待たせしてしまった方、ごめんなさい。

今日から復帰しました。


いいね、ブックマーク、コメント頂けたら嬉しいです。

励みになります。


基本的には土日祝を除く月~金の昼に更新します。

次回もよろしくお願いします。

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