↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
剣神になったけど本当は魔法に憧れてたので魔法使いに転生します  作者: A’s
〜魔法学校一年生〜

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

24/69

ダンジョンと呪文創作


【主要人物紹介】

ラウ

 剣神シンから転生した少年。

ソフィア

 シンのPTメンバーの僧侶。

 今では聖女としてあがめられている。

イリス

 シンのPTメンバーの魔法使い。

 ラウの魔法の師匠。

セキト

 赤竜。町で暮らすため人型になっている。



一般的なダンジョンの例に漏れず

11階からは敵も強化されていった。


ガーゴイル等、飛行する敵も現れた。

セキトは最初、飛んで迎撃していたが

人型で飛ぶと着地が無防備になる。


飛行する敵相手には壁役に徹するよう指示すると

戦闘が安定してきた。


その中でラウはまた新たな魔法を造る。


「マジックミサイル!」


土魔法で矢を作り風魔法で飛ばす。

使っている内に2通りの使い方が

あることに気付く。


矢が当たるまで魔力で操作する方法。

言うなればホーミングミサイルで、

ほぼ確実に当たることが出来る。


飛ばした時点で次の魔法を用意する方法。

こちらはマシンガンのように

連射出来るため数で勝負だ。


また、敵の狙い方も工夫してみる。

前世でイリスと戦っていた頃を思い出す。


シンをかすめて連続して

魔法が飛んで行った事があった。


外れていたのか、もしくは

後ろの敵を狙っていたのかと

思っていたが、違っていた。

前衛が戦っている敵の回避ルートを

潰していたのだ。


ラウはイリスの使い方を真似てみた。

かなり使い勝手がいい。


セキトが戦ってる敵の

回避ルートを潰しながら

他の敵の波状攻撃も防ぐことが出来る。


「それいい。

 前衛を援護する時、重要。」


理解して戦っているのが分かったのか

イリスが褒めてくれた。


やはり実戦は訓練とは違う学びが多い。


敵が強くなったとはいえ

ソフィアの出番はなかった。

セキトは元々かなり強い上

ラウとの息が合ってきている。


二人の熟練度はどんどん上がり、

阿吽の呼吸になっていた。


20階のボス、ボストロールも二人で倒した。

そこから先はアンデットも混ざる。

スケルトン、ゾンビ、リザードマン等も

一行の足止めにはならなかった。


30階のボスに到達すると

ラウにも異常な気配が感じられた。

『魔物』ではない『魔族』の気配だ。


「師匠、魔族ですか?」

「そう。この気配は魔族。

 魔王は倒したのに。」


魔王を討伐して確かに地上からは

魔族が居なくなったはずだった。


「調査に来てよかったですね」

「うん。これは問題。」


ソフィアも驚きを口にした。


「確かに問題ですね。

 魔族は地上から消えたと思ってましたし

 実際魔王討伐から現れてませんでしたから。」


色々疑問が浮かんでくるが、

とりあえず目の前の魔族を倒すしかない。


扉を開けると、中は大広間になっていた。

そこで待ち構えていたのは

オオカミのような頭が三つ、

大きな体躯の魔物、ケルベロスだった。


急にキィィンと金属音が鳴り響く。

さながら戦闘開始のゴングのようだ。


「ねぇご主人。

 ここ広いし元に戻るね。」


セキトはいうやいなやドラゴンに姿を変える。


ケルベロスは大きく、

一つの顔だけでラウくらいはあるが

ドラゴンに戻ったセキトは

ケルベロスより少し大きいくらいだった。


「ほー。」


セキトのドラゴンの姿を初めて見た

ソフィアとイリスが感心した。


「結構大きい。いけそう。」

「なかなかの大きさですね。」


感心する二人を横目に

ラウは援護に回る事にする。


セキトがブレスを吐く。

ケルベロスは真ん中の頭のブレスで

それを相殺すると、左右の頭からの

ブレスで攻撃する。


ラウがファイアーボールでそれを防ぐ。


両者がブレスを吐き切ると接近性になる。

両者はほぼ互角に見えた。


ケルベロスはセキトの素早い攻撃を

三つの首と俊敏さでかわしながら

攻撃をする。


ラウはケルベロスの両脇に氷を出現させ、

動きを制限する。

先程までの応用だ。


その刹那、セキトのカギヅメが

ケルベロスの頭にヒットした。

一瞬動きが止まる。


「ボイルブラッド!」


またもラウはオリジナル魔法を放つ。

身体の内部の血の水分を沸騰させる

水属性と火属性の複合呪文だ。

内部、出来れば心臓を狙った呪文なので、

体が大きい敵ほど当てやすい。


少しの魔力でも正確に位置操作と

魔力操作することで

殺傷力を高めようする効率重視の呪文だった。

ただ、目標が見えないので難しい。


ポン!っという少し気の抜ける音がして

ケルベロスの動きが明らかに止まる。

苦しそうだ。

どうやら心臓に命中したようだった。


何かを吐きそうな仕草で

苦しんでいるケルベロスの頭を

セキトは一つ一つ潰していく。


三つの頭を潰すと

ブレスで体を焼き、戦闘は終了した。


「ナイスご主人様!」

「セキトもさすが!」


人型に戻ったセキトは

何事もなかったようにハイタッチしてくる。


「今の呪文なに?」


イリスが興味津々に聞いてくる。


「血の水分を急激に蒸発させて

 心臓を破壊する呪文です。

 見えない心臓を狙うので

 位置が難しかったのですが

 今回は当てることが出来た様です」


師匠に対して丁寧に説明する。


「ふーん。

 私とは方向が違う。

 でも良い呪文。

 心臓から外れても

 どこかに当たれば効果ありそう。」

「ありがとうございます」


セキトとソフィアの二人も

ふーん、という顔をしている。


しかし、30階のボスを倒したが

不安は消えてはいない。


なぜ魔族が地上に復活しているのか?


今は考えても分からない。


ダンジョンはあと2階、

そこまでいけば分かるだろうか。

一行は足を進めた。


今回もお読みいただきありがとうございます。


いいね、ブックマーク、コメント頂けたら嬉しいです。

励みになります。


基本的には土日を除く月~金の昼に更新します。

次回もよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。