灰色の街
眠たげな霧の顔、
広がりすぎて戸惑う雲が、
嫌というほど見切れてしまって、
街はずっと嵐の後さ、
知らぬ誰かの眠りも、
日の目も知らずに冷たく静か、
今を生きようと息切れてしまって、
何処まで行っても僕らは此処か、
骨が砕けそうな傘を開いて、
この永遠の小雨で踊ろうなんて、
遠い昔の話だろう、
君のしていた大人っぽい話だって、
きっと灰色のコスプレ大会さ、
皆紛れて見失う、
煙みたいに立ち上る、
上を見上げりゃもう終わり、
でもいつまでも続く、
永遠すらも取り込みながら、
灰色は何処まで届くのだろうか、
夕暮れはぼんやりと心を握りしめ、
さっと街を影に覆った、
街明かりは出鱈目なサーチライトのように、
さよならこの星の夜空、
僕らはきっと見上げるよいつも、
暗闇に変わった自由の空を、
もうずっとずっと見えないのかな、