徒然なるまま過ぎる
2022年11月10日、右胸全摘出手術。
不思議と、胸が無くなる悲しさや寂しさや、その他の複雑な感情は湧かなかった。ただ、全てが解かれて、まじまじと眺めると、
あぁ…なくなったんだなぁ……くらいの感想で、一年後から再建できるようになるから。と、主治医の先生から告げられても、
一切、何も思うことが無かった。
凄まじい術後のあとが、胸に残っているけれど、
恥ずかしいとかゆー類の感情はない。
ただ、あぁ、そっか右胸無いんだった……ってな感覚。
むしろ、私はこの傷痕が誇らしい。
与えられた勲章のようにすら感じる。
正直言うと、もう既に、私の右胸は、どんな感じだったっけ!?とすら思うくらい。一応、記念写真は撮ったけど、
見直してもいない。
無くても生きていけるし、無いことに慣れてしまえば、
なんてことない。