『エコだよ、それはッ!!』
ア〇ロ:
「なんで”エコバッグ”をスーパーに持って来る?
これでは財布が寒くなってビニール袋が買えなくなる。
客の冬が来るぞ!?」
シ〇ア :
「地球に住む者は自分達の事しか考えていない、
だからビニール袋を抹殺すると宣言した!」
ア〇ロ:
「人が人に喝を与えるなどとッ!!」
シ〇ア :
「私、シ〇ア・ア〇ナブルが、
粛清しようというのだ、ア〇ロッ!!」
ア〇ロ:
「そんな大人の理屈でッ!!」
シ〇ア :
「地球が持たん時が来ているのだッ!!」
ア〇ロ:
「エコだよ、それはッ!!」
シ〇ア :
「ア〇ロ!
権力者の舌に踊らされ、
地球を汚染する『無知蒙昧』な人類などは、
地上のクズだということが何故分からんのだ!!」
ア〇ロ:
「ふざけるな!
たかが不買運動の一つや二つ!
権力で押し出してやるッ!!」
シ〇ア :
「正気かッ!?」
ア〇ロ:
「貴様ほど急ぎ過ぎもしなければ、
人類に絶望もしちゃいないッ!!」
シ〇ア :
「東証証券の『アクセス数の落下』は、
始まっているんだぞッ!?」
ア〇ロ:
「わかってるよッ!
だからオレたちが、人の懐の痛みを、
人類に見せなきゃならないんだろうがッ!!」
シ〇ア :
「そうか…。
しかし、この懐の温かさを持った人間が、
地球さえ破壊するんだッ!
それをわかるんだよ、ア〇ロッ!!」
ア〇ロ:
「有権力は伊達じゃないッ!!」
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その日…。
東証証券を席巻した、
東証トピックスへの『アクセス落し』は止んだ。
しかし、それが、この後の地球に、
どの様に繋がるかは解らない。
世界は、残った人類に、
世界のエコ化という問題を、
更に提起し続けるのだった…。