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女騎士桃太郎

作者: しいたけ

 昔々あるところに、お爺さんとお婆さんが生きておりました。


 お爺さんは山へYauTubeの自撮り撮影へ、お婆さんは川へYauTubeの自撮り撮影へ行きました。


 お婆さんが川の中で自撮りに勤しんでいると、川上から大きな桃がウントコドッコイドッコイショと流れてきました。お婆さんは桃を拾い上げ家に持ち帰ります。そして自撮り動画のアップロードを終えたお爺さんと一緒に桃を割ると、中から元気な男の子が出て来ました。二人は「撮影するの忘れてた……」と気付きましたが、その男の子を『桃太郎』と名付け立派に育てました。


 桃太郎は大きくなり、やがて家を出る決意をしました。


「俺、立派なYauTuberになる! まず手始めに鬼ヶ島に突撃取材してくるよ!」


 お爺さんとお婆さんは桃太郎に適当なきび団子を渡して見送りました。



 桃太郎が鬼ヶ島へ向かう途中、女騎士と出会いました。


「桃太郎さん。御腰につけたきび団子を一つ下さいな♪」


「どうぞ」


  ──パクッ


「んほぉぉぉぉ!!!!」


「!?」


 きび団子を食べただけで大層なアヘ顔ダブルピースを曝す女騎士に、桃太郎はとても驚き気に入り仲間にしました。



 次に桃太郎は女騎士と出会いました。


「桃太郎さん。御腰につけたきび団子を一つ下さいな♪」


「どうぞ」


  ──パクッ


「ひぎぃぃぃぃ!!!!」


「!?」


 きび団子を食べただけで大層なアヘ顔ダブルピースを奏でる女騎士に、桃太郎はとても驚き気に入り仲間にしました。



 またしても桃太郎は女騎士と出会いました。



「桃太郎さん。御腰につけたきび団子を一つ下さいな♪」


「どうぞ」


  ──パクッ


「らめぇぇぇぇ!!!!」


「!?」


 きび団子を食べただけで大層なアヘ顔ダブルピースを炸裂させる女騎士に、桃太郎はとても驚き気に入り仲間にしました。



 そして桃太郎と三人の女騎士は鬼ヶ島へと辿り着きました。


「んほぉぉぉぉ!!!!」

「ひぎぃぃぃぃ!!!!」

「らめぇぇぇぇ!!!!」


 桃太郎は笑いを堪えながらスマホで撮影しました。鬼も混ざりアヘ顔の大観賞会の始まりです。満足した桃太郎はさっそくYauTubeに動画をアップロードしました。




 『卑猥過ぎます』



 通報で動画は消され、桃太郎はBANされました。



読んで頂きましてありがとうございました!

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― 新着の感想 ―
[一言] んほぉ!ひぎぃ!らめぇ!の3連続はTUBE通報されますよね(*´ω`*)
[一言] いやそうなるわなッッッ!!!! おじいさんおばあさん……ちゃんとした教育はしよう(汗
[良い点] 短い文章の中にギャグが濃縮されています。 これは凄いです。
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