第1話生まれは選べない
主人公が胸糞展開になるのっていいですよね
衛兵「これより罪人マリ・サンドレアの死刑を執行する」
マリ「死んでしまいたい"そんな事を思いながら過ごしていた日々があったわね、だけど今は死にたく無い、人間ってほんとワガママ」断頭台に伏せながらマリは昔の事を思い出していた。〜十数年前〜
マリの父親「おい、マリ酒が切れてるじゃねぇか!テメェの目は飾りか?!見えねぇ目ならえぐってやろうか?あ?」
マリの母親「やめときなよ、顔に傷がついたら売り物にならなくなるでしょ?さっさと酒を買ってきな!このグズが!!」 そう言われお酒を買いに走った、父と母はいつもあんな風だお酒ばかり飲んでろくな仕事もしていない、代わりに酒場で私が働いている、酒場には男の冒険者がよく来るがどいつもこいつクズばかりだ、警護料と称し酒場の代金を踏み倒し少しでも気に入らなければ従業員に手をあげる、そんな奴らばかりだ冒険者になるには莫大な入会金がかかるため冒険者になるのは貴族か成金、国に認められた者くらいである、身分の低い者は労働先すら選べず死んでいく。
家に帰り家事を済ませ寝床に着く「この国が嫌いだ」そう思いつつ眠った 〜翌日〜
見知らぬ人物が家の前にいた少し怪しげな格好の男だった、すると父と母が私を押しのけその男と話しはじめたしばらくすると男は両親にお金を渡して私を拘束し馬車に乗せ何処かへ向かっている途中わたし以外の子も何人か乗せられてきた皆私と同じように親に売られたのだろう。着いたのは風俗街の娼館だった。




