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第1章 1話 その1 「魔王討伐任務」


「うおぉぉおおおぉおおおお!!!!!」



茶髪の青年:剣の勇者が雄叫びと共に自分の身の丈ほどの剣を振る。

その衝撃が目の前の禍々しい生物〖魔王〗に膝をつかせる。

それに十分な衝撃がガタイのいい青年の()()()()()に込められている


決して、軽く剣を振った訳では無いがかと言って全力で振った訳でも無い。数字にするとだいたい6割くらいだ。けれども、魔力を剣に乗せていない一撃だ。

それでも魔王に膝をつかせるには十分なほどの威力なのだ。

この圧倒的な強さが歴代最強の勇者 ルーファス が王から勇者のリーダー"剣"の称号を授かった理由だ。


「魔王も大したことないなぁ、いや、リーダーが強すぎるのかー」

とだらしない口調で喋る赤髪の鋭い目の青年:拳の勇者ファスはもはや緊張感の欠片も見せない。

「そりゃあ、ルーファスは最強だもん。本気出されたら僕ですら防げないし。」

盾の後ろに隠れるように盾の勇者マテカは答える。

「いや、その前にアンタは逃げるでしょ?」

とマテカを罵る美女:鞭の勇者アルマリア。

「当たり前でしょ、逃げるよ。たとえ防げたとしても怖いじゃないか。」

と堂々と胸を張るマテカに一同は呆れる。


「そういや、「杖」のやつどこいった?城入ってからみてねぇよなぁ?」

とファスが称号で呼ぶ杖の勇者 通称賢者のカルトは・・・

「あぁ、賢者さまなら宝物庫に行ったわよ?「魔王なんてルーファスに任せておけば余裕よ」なんて言ってたわ。」

「あの、若作りババアまた勝手に行動しやがってェ、後で覚えとけよ・・・」

そんなファスの発言に

「やめといたら?どうせまた返り討ちに合うのがオチなんでしょ?」

と嘲笑うアルマリア


と、そんな会話と団欒を横目にしながら、

「おいおい、俺が魔王と戦ってる時になにくつろいでんだ、お前らァ!」

とルーファスが涙目で叫ぶ。

「え、だってルーファス最強じゃん。勝てるでしょ?」

「いや、最強じゃねぇから!?状態異常とか呪いとかかけられまくって今ヤバいんだけど!?早く解除してくれよ!!」

となんとも情けない姿で現状を説明してるが

ルーファスの目の前にはすでに満身創痍の魔王が息も絶え絶えにこちらを睨んでいる。

「もういいから、倒しちゃってよー。カルトいないから回復とか呪解とか出来ないからさー。城の周りを結界張ってくれてる他の勇者達にも悪いし。」

「なんであのクソ賢者、いつもいつも大事な時いねぇぇんだよおおおおお!!!」

とその場にいないカルトに罵倒を浴びせ

「クッソがあああああああああああ!!!!」

と魔王に最後の一撃を放つ。

「あっ、やっべ。死ぬ」

と同時に倒れるルーファス。

ルーファスもルーファスに駆け寄る仲間達も

まだ知らない。

世界に平和が訪れ、新たな絶望が生まれる事を。


この物語はある世界の最強の勇者が魔王を倒すところから始まる一つの英雄譚

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