表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私、産まれ故郷ではチートでした。  作者: 霜月満月
第四章 精霊術と破魔の力
66/307

66話 旅の道中にて

そしてフローライトに向かっている道中の馬車内。


「そういえば父様達と出掛けるのは初めてですね。」

「ああ。そうだな。」

「ふふっ。楽しそうね、ルリ。」

「それはもう!未来の兄様になる方に会えますし、何より父様達と一緒ですから!」

「そうか。」


と和やかに話しながらも馬車は進み、3日後。


ガタン


と馬車が突然止まった。中にいた私達が驚いていると、御者さんから


「失礼しました!皆様お怪我はありませんか!?」

「ああ。俺達は大丈夫だ。それより何があった?」

「魔物です。突然横の森から出てきて道を塞がれました。」

「なに!?」

「御者さん。大丈夫そうですか?」

「はい。今、団長様や副団長様と騎士達が対応してくれてます。」

「そうか‥‥‥。」


ホッとした空気が馬車の中に流れるが、私は一応‥‥と窓から外を覗くと、また魔物達が森から押し寄せてきていた。


まずくない?


そう思った私は異空間収納からガリアさんにもらった細剣を出した。


「ルリ?」

「魔物が増えました。加勢してきます。」

「「「え!?」」」


そして家族が戸惑ってる間に私は馬車から出た。


「ルリ姫様!?」

「イリス。加勢するよ。剣が駄目なら私が魔物達を消すから。」

「え?け、消す?」

「うん。ほら、話してる場合じゃないよ。」

「は、はい。」


そして少しの間、魔物達と対峙していたのだが。

キリがない‥‥なら。


「イリス。キリがないからやっぱり消すわ。」

「え?姫様?」

「ー我が身に宿りし、破魔の力よ。我らに害をなす彼の物達を討ち滅ぼせ!ー」

『え!?』


そして私は周辺にいた魔物達を一掃することに成功した。

森から続いて出て来ようとしていた他の魔物達は、破魔の力の光を見て引き下がり、その後は出てくることはなかった。


今の、魔素溜まりができた場所に集まった動物達だったのかな?

ならもう魔素溜まりはないかな‥‥。


「ふぅ‥‥‥ね?イリス。魔物消えたでしょ?」

「‥‥‥‥‥‥‥‥消えましたね。」

「さて。‥‥‥騎士達!怪我した人は名乗り出てください!」


そして素直に名乗り出てくれた騎士達と、私を守りながら戦ってくれていたイリスの怪我を治療した。


「ありがとうございます。姫様。お陰様で死者は出ておりません。」

「ふふっ。イリス達が日頃から鍛えてくれて、今日は守ってくれたからね。これぐらいいいよ。」

「ところで姫様。今、お使いになった力が?」

「うん。破魔の力。前にリヒト達を助けた時にも使ったやつだよ。」

『おお~。』

「姫様‥‥‥すごいですね‥‥。」

「そう?で、休憩する?」


と、イリスや騎士達と話していると、団長と共に父様が近付いてきた。

団長は私がイリスの側にいること確認しつつ、馬車の護衛をしてくれていた。


「休憩するか。騎士達も疲れてるだろ。」

「あ。父様。」

「ありがとな、ルリ。」

「いえ。私、ちゃんとイリスの側にいましたからね?」

「ああ。見てたよ。あれが破魔の力か?」

「はい。そうですよ。とりあえず、休憩するなら馬車をちょっと動かしましょうか。このままだと、他に馬車が通った時に邪魔ですし。」

「そうだな。」


そして馬車を街道から外れた場所に移動させてから休憩に入った。


「しかし、ちゃんと訓練の成果は出ていた様だな。」

「はい。姫様ご自身で何体か魔物を倒してましたからね。」

「うん。私は初めて見たけど、ルリすごかったわ。破魔の力もだけど、剣術も。」

「剣を取り出して馬車から出ていった時はどうなるかと思ったわ。」

「でもやっぱりまだ訓練を再開して1ヶ月ですから、まだまだイリス達の足手纏いです。」

『いやいや!!』

「姫様が足手纏いなんてとんでもない!」

「そうですよ!最後に魔物達、消してくださったじゃないですか!」

「我々の怪我の治療までしていただいたのに足手纏いなんてあり得ませんよ!」

「‥‥‥‥そうですか?」

『はい!!』

「ふふっ。ありがとうございます。皆さん。」


「ほっこりするわ~ルリがいると。」

「そうですね~母様。」


と和やかな休憩を取ったあと、再びフローライトに向けて出発した。


「そういえば父様。いつの間にこのフローライト行き、調整してたんですか?」

「ん?勿論、最初はルリが豊穣の祈りをしてくれた時の報告だ。その時、一緒に文書でこの話を持ち掛けた。」

「あ、そうなんですね。」

「ルリは公妃様と会っても大丈夫そうだし、フローライトも見たがるだろうから行っていい?って聞いたのよ。」

「それで、セピオライト側で都合のいい時にいつでも来ていいよって返ってきたんだ。だから日にちを伝えてこの日に着く様に出るよって報告して今向かってるってわけだ。」

「なるほど。道理で1ヶ月とか短い期間で決まるわけですね。」

「そういうことだ。」


そしてセピオライト出発から一週間後。


フローライト公国の公都に着いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ