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私、産まれ故郷ではチートでした。  作者: 霜月満月
第三章 決意とこれから
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60話 巫女の役目の詳細

私が行使できる力。

オリジンからの説明はまずはそこからだ。


《じゃああとは破魔の力。これは前に軽く言ったが、魔素や魔物を消すことができる力。これは完全に産まれつきの才能だ。》


「先天的に備わってるってこと?」


《ああ。あとから努力して得られる力じゃない。そして俺がルリに封印を施した理由がこの破魔の力だ。》


「え?どういうこと?」


《ルリ達は魔素も取り込めるだろ?その破魔の力がルリの中にある魔素を消そうと勝手に動いたんだ。ルリは赤ん坊だったから覚えてないだろうし、勿論自分で力を抑えるなんてできない。このままだと自分の力に負けて死ぬ。それは聞いただろ?》


「うん。自分の力に負けて死ぬっていうのは聞いたけど、その時は魔力って聞いたけどな?」


《破魔の力とは分からなかったんだろ。あと、洗礼後にルリの体から出てきた光。あれも破魔の力だぞ。封印で抑え込んでいた力が溢れてきただけだ。あの時もルリの中にある魔素を排除しようとしたんだ。だが、今度は自分で抑え込めただろ?》


「無理矢理かつ無意識にね。そう聞くと破魔の力ってなかなか暴れん坊だね。」


《まあ、字のままに「魔」を絶つ力だからな。》


「あれ?封印が破魔の力を抑え込む為なら何で洗礼前でも使えたの?扉の向こうでも、魔族の地でも使えたよ?」


《それは封印から出てきた一部だ。昨日使ったのが本来の使い方だ。》


「あ。そっか。初めて使ったのは赤ちゃんの頃だから喋れないし、魔族の地で使った時も無意識だったから言葉は発してない‥‥。」


《だろ?とりあえずルリが行使できる力は精霊術、魔術、破魔の力。この三つだ。次は役目の話だな。》


「うん。」


《まず、魔素の調整。これは前に言った通りだし、そのまま破魔の力で魔素の量の調整な。で、次に御神木の守護。御神木がある山には巫女しか入れないって言ったが、その理由を知らないよな?》


「うん。知らない。」


《簡単だ。普段あの山に精霊達、主に大精霊達がいるからだ。》


「え!?じゃあ四大やラウムもそこにいるの?」


《ああ。巫女しか入れないのは精霊達で結界を張ってるからだ。で、巫女は精霊達の一番の味方。入れない理由はないだろ?》


「それなら確かにそうだね。」


《そして御神木は精霊達の拠り所であり、結界の要だ。》


「だから折れると困るから御神木の守護?」


《そういうことだ。だから御神木の守護は特にこうしろということはない。普段から精霊達がいて勝手に守ってるからな。》


「分かった。普段は知識として知ってたらいいって認識でいい?」


《ああ。で、最後にこの大陸の豊穣だな。》


「うん。ここでやるってことは祈りを捧げるの?」


《まあ、ある意味祈りだな。これは精霊の力を借りてやるが、その精霊達は大陸の中心の山にいる。だからこことあの御神木を繋げて精霊達の力を大陸中に行き渡らせる。》


「直接山に行かなくていいの?」


《ああ。直接行っても豊穣の祈りはできるが、慣れない内はここでやった方が上手くいく。》


「分かった。」


《そしてどうやって繋げるのかだが、それが祈りだ。勿論詠唱もあるがな。》


「え~‥‥まさかまた浮かぶの待ち?」


《‥‥‥教えてやってもいいが、浮かぶの待ちでも面白そうだな。》


「私で遊ばないでよ‥‥‥。」


《とりあえず一通り説明したが、このまま豊穣の祈りに移って大丈夫か?》


「うん。多分。」


《多分って‥‥‥まあ、ルリなら大丈夫かな。》


と、妙な楽観視のまま私は豊穣の祈りに挑戦することになってしまった。

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