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私、産まれ故郷ではチートでした。  作者: 霜月満月
第三章 決意とこれから
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47話 巫女の役目

翌朝。

リヒト達ラズライト王家の三人が国に戻るということで見送りに出てきたセピオライト王家。


そこで。

「ルリ~。今度はしばらく会えなくなるよ~?」

「わ、分かってますよ?姉様。」

「今回はいいの~?」

「な、何がですか?」

「分かってるから挙動不審なんでしょ~?」

「うっ‥‥‥恥ずかしいから無理です。」

「「え~。」」

「リヒトまでなに!?」

「だってユリ姉の言ったこと、俺も期待してたのにな~って思って。」


「なんの話だ?」

「伯父様は聞かなくていいんです!」

「え~。」

「伯母様。今のえ~はなんとなく察してのことですね。」

「あら。その通りよ。」

「‥‥‥みんなして弄ってくる‥‥。」

「ふむ。このまま待ってても期待することは起こらないとみた。なので俺がやりたいから付き合ってもらうぞ。ルリ。」

「え!?」


と言ってすぐ、私はリヒトに捕まってあっさり腕の中。

そして流れる様にキスされました。

でも今回はすぐに放してくれた。


「‥‥‥リヒトの馬鹿‥‥。」

「馬鹿はひどくないか?」

「恥ずかしいって言ってるのに無視するから馬鹿って言ったんだよ!」


「可愛いわ~ルリ‥‥。」

「ですよね~姉様。」「ですよね~伯母様。」


「若いっていいよな。」

「ですね。兄上。」


周りから生暖かい目が!


「「‥‥‥。」」

「リヒトのせいだ。」

「‥‥‥俺のせいだな。」


「はぁ‥‥‥陛下、妃殿下、王太子殿下。帰る気ありますか?」

「「「‥‥‥。」」」

「もう一度伺います。帰る気ありますか?お三方共。」

「「「あります‥‥。」」」

「ふふっ。ほら~私を弄って遊ぶから副団長がお怒りですよ~?」

「ルリ姫様の仰る通りです!早く戻って頂かないと困ります!」

「「「はい‥‥。」」」

「むぅ‥‥‥ルリ‥‥名残惜しいわ‥‥。」

「ふふっ。伯母様、今生の別れじゃないんですから。」

「そうですよ!私だって名残惜しいんですから!」

『え?』

「え?‥‥あ。~~~いいから早く馬車に乗ってください!」


とラズライトの副団長メルさんが言うとようやく、渋々三人共馬車に乗った。


「メルさん。またお会いした時にお話しましょうね。」

「!!‥‥はい!‥‥こほん。では、我々は失礼致します。」

「ああ。」「「ええ。」」


そしてラズライトの人達は帰っていった。



その日の午後。

私は大聖堂に向かっていた。

洗礼の時にここにいたからいるかな~という安易な考えだったけど、中に入って奥に進むといた。


「オリジン。」


《ん?お、ルリか。どうした?》


「聞きたいことがあって。」


《巫女のことか?それともルリに掛けてあった封印のことか?》


「両方。」


《そうか。それだけでもないんだろ?》


「うん。」


《いいぞ。答えてやる。ルリの疑問はルリが知っとくべきことだろうからな。》


「ありがとう。じゃあ早速。巫女は精霊が見えるだけの存在じゃないんだよね?」


《当然。ちゃんと役目がある。》


「なに?」


《この国も含めた三国の城で中心の山を囲んでるのは知ってるか?》


「うん。昨日地図で見た。」


《その山が巫女しか入れないのは?》


「聞いたよ。何でかは知らないって言ってたけど。」


《だろうな。これは巫女のみに受け継がれる伝統だからな。》


「伝統?」


《ああ。巫女の役目は幾つかあってな。一つがこの山の頂上にある御神木を守ること。》


「守る?なにから?」


《脅威はない。ただ折れたりしないように管理するって思ってくれたらいい。》


「?‥‥分かった。」


《二つ目が魔素の調整だ。》


「え?調整?」


《ああ。調整だ。この大陸に住む者には魔族の者もいるだろ?完全に消すと、生きていけなくなる。だが、多すぎるのも他に影響が出たりする。》


「だから適度に魔素を消してくれと?」


《そういうことだ。そしてそれは破魔の力を持つ巫女にしかできない。》


「破魔の力?‥‥‥じゃあ、私が魔物を消したのも‥‥」


《ん?もう魔物を消したことがあるのか?確かにルリなら消せてもおかしくない。洗礼前でもな。》


「あ。じゃあ多分消したことある。」


《ほう。やるな、ルリ。その時、跡形もなく存在してなかったみたいに魔物がいなくなったか?》


「うん。そんな感じ。」


《なら、破魔の力で消してるな。それで魔素も消せるぞ。》


「‥‥‥使ってる間の記憶がないから使い方分かんない‥‥。」


《なんだと!?‥‥‥まあ、後々教えてやる。》


「うん。お願い。」


そしてオリジンの話は続く。

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